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第12回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議を開催しました

最終更新日:
 

第12回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議を開催しました(4月9日)

 4月9日(木曜日)に第12回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議を開催しました。
 会議終了後の知事インタビューの内容は下記リンクからご覧ください。
 
 

会議資料

 
 

会議内容  

 ○司会

 昨日までに301件を検査しております。そして、陽性が出たのが11件です。

 そして、本日は、昨日予定していて実施できなかった6件を含めまして39件を予定しています。

○知事

 佐賀県の場合は、一つ一つの事例を潰していくといいましょうか、接触者を調査して、幅広にPCR検査をしながら、1つずつブロックをするという形で収まっているか、収まりが確認できるかということを行ってまいりました。この一件一件をしっかり関係者まで捉えて、保健所も保健師さんも一生懸命聴取して、そして、患者さんのご協力も得て関係図を作っております。そして、出来るだけ幅広にPCR検査をしていくというやり方をやっています。保健所も衛生薬業センターも大変大きな作業を強いられている状況だと思います。本当にお疲れさまです。これからも県民のために1つずつしっかりと対応しなければいけないと思いますので、全力で頑張っていきましょう。

 また、緊急事態宣言が7都府県のほうで出されました。さらに危機感を持って警戒を高めていきたいと思います。

 まず、9例目と10例目についての報告をします。

 こちらは佐賀市在住のAさんが、福井のほうでいろいろ会合をされて、陽性になられたという事案ですけれども、妻のBさん、同居のCさん、さらに武雄市在住で、発症後に接触のあったDさんを濃厚接触者としてPCR検査をしましたが、Bさんが陽性だということで、9例目、10例目ということになりまして、90代のお父様、そして知人のほうは陰性ということになりました。さらに、このほか3名の方が短時間の接触があったということで、念のためPCR検査もしましたが、そちらのほうも陰性が確認済みということでありまして、ここで収まりが確認されて、感染はこれ以上広がっていないというやり方で、これまでも一つ一つやってきたのがケース1、2、3、4、5、6でした。

 今回のケース7について今から説明したいと思います。

 この11例目の感染者の方ですが、この方は宗教法人に勤務されています。そして、この宗教法人内における行動が十分につかめていません。また、この宗教法人は東京など他県との往来が頻繁に行われるということは聞いております。一つの推測なのですけれども、こうした法人内の活動の中で感染が起こったのではないかと考えられると思います。

 そして、この案件につきましても、その後の動きについて追ってまいりました。まず、このAさんは骨折をされて、整形外科に最初に受診されていましたので、その整形外科についてPCR検査を昨晩8時に全て、この17名が陰性と確認されました。

 この整形外科は自らその旨を貼り出されているみたいですが、17名全て陰性ということなので、そうしたことでよろしくお願いしたいと思います。

 次に、この医療機関Bですが、その後、Aさんはこの病院のほうに骨折の状況などによって転院をしておりますが、こちらは感染防御がしっかりしている病院ですので、基本的に陽性になる可能性は限りなく薄いと認識しておりますが、こちらも念のため16名の検体を取っていますので、本日検査を予定しています。そして、この16名は今、健康観察を行っていますので、我々とすれば、収まりが確認できている事例としておりますが、念のため、今日、その医療機関Bのところが全員陰性ということになりますと、これも収まりはそこで終えているという判断になるかと思っています。いわゆるリンクが終えているということです。

 よく私がコントロールという言葉を使いますが、ウイルスをコントロールできているなんてことは到底あり得ないので、我々が使っている言葉としては、アンダーコントロール、その後についてしっかりと追えているということを指していると思っていただいて結構です。

 特に、都市部の都道府県のように、1件1件何がどうなっているのか分からない状況ではないということ、その先、陰性、陽性が追えているということが我々で言うところのアンダーコントロールだとご認識いただきたいと思っています。

 今現在、7都府県で緊急事態宣言ということがあり、我々は、福岡県と近いということから、非常に警戒を強めなければいけないと思っています。

 特に、佐賀県東部地区は非常に往来の多いところでもありますので、県民皆さんとともに警戒していきたいと思います。

 やむを得ず、首都圏、関西、福岡から来られた方は、移動後の外出を2週間控えていただきたいと思います。

 何よりも教育関係の皆さんもそうですけれども、発熱、風邪症状がある場合は、すぐに申し出ていただくということが大事だと思っています。

 学校のほうにつきましても、今は欠席扱いになりませんので、ご自身の判断で休んでいただいていい状況になっています。そういったことも含めて、みんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います。

○教育長

 学校の状況について御報告します。

 4月6日に県内の公立高校は全て始業式で学校を再開しています。一部鳥栖の2校が8日に始業式を延期されましたが、その中で鳥栖、基山、みやき、上峰、この4市町の小・中学校については現在休校をされています。それ以外の公立学校については現在再開している状況です。

 入学式については、市町によってそれぞれ違いますが、今日、明日で中学校、明日は小学校が多いですけれども、今週中に入学式が全て終わるという状況になっています。

 学校を再開していますが、登校自粛といいますか、自粛による欠席者が各学校大体1,2名以下、1%以下というような状況になっております。先ほど知事のほうからもありましたように体調が悪いとか、あるいは心配だということで欠席される場合には欠席扱いとしないという取扱いをしています。

 あと全国の状況です。現在、全国47都道府県のうち、16都府県が県レベルで一斉休校しています。そのうち、今回、非常事態宣言対象都府県、7都府県ですが、それを除いて40道府県のうち9県が今休校している状態であり、全体で77.5%が学校を再開している状態になっています。

 引き続き県内の感染状況をしっかり見ながら、保健担当部局と連携して、学校の今後の運営について考えていきたいと思っています。

○知事

 今、教育長から話がありましたが、これからも本当に厳重に、しっかりと現状を踏まえながら迅速に判断していきたいと思っています。

 このコロナウイルス対策というのは、先が見えないというところが非常に難しい。一日一日の動向、状況をつぶさに見ていかなければいけないと思っています。

 そして、先だって発表させていただきましたプロジェクトM、どんどん広がったときにあらかじめ備えて病床数を増やしていくということについても、今しっかり進行しています。病床数を増やしていくことと、中程度、軽症者をさらにほかの病院で確保できるということが皆さん方にお伝えできるように、そして、その体制が取れるように、鋭意、進行中です。

  そして、今回はプロジェクトEという別のプロジェクトも発表させていただきたいと思います。

 これから先がよく読めません。特に7都府県も含めてゴールデンウイークにどういう状況になるのかというのは分からない状況です。よって、あらかじめ、特に佐賀県は県立高校、1人1台タブレットを唯一実現している県なので、それを何とか活かすことはできないだろうかということで、自宅等での授業の実現を可能とし、日常的な遠隔教育の展開を目指そうと、『プロジェクトE』をやっていきたいとに思います。

 基本的に、課題の一つは、授業スタイルです。今まで対面でやってきたことをオンラインでやるというのになかなかまだ慣れていないため、今からそういったやり方のコンテンツなど、試行錯誤していきたい。簡単にはうまくいきません。東京のほうでも、大学関係がオンラインでやろうという試みもあるみたいですが、なかなかこれはチャレンジだと東京大学なんかも言っています。うまくいくかどうか見えない世界です。それでもチャレンジさせていただきたいと思います。

 エモーショナル(心に響く授業)、そしてエブリウェア(自宅等での授業)ということで、もう一つの課題は、ハードの環境です。なかなかWi-Fiなどの通信環境が整っていない家とかもありますので、そういったところは我々も大胆に助成をするなりして、しっかり全ての子供たちが対応できるようなところを目指して環境整備を行っていきたいということで、まず、致遠館高校でやってみるのですが、4月14日に校内、クラスの中でオンライン授業というか、先生の顔も見えながら、どういう感じというところが分かるような形で検証して、18日には、それをそれぞれ自宅でやってみます。今タブレットが貸与されているので、それを御自宅に持って帰っていただいて1回やってみようと。うまくいかない点も出てくると思いますが、修正などしながら、先生方の負担もあって、なかなか簡単にオンライン授業って難しいが、それでもみんなで頑張って全県的に横展開していきたいと思っています。

 これからいろんなバリエーションがあり得ると思うので、そういったことも想定して、佐賀県、1人1台タブレットを実現しているその強みを活かした取組をやっていこうということです。よろしくお願いします。

○教育長

 今回、知事のほうからプロジェクトEを御提案いただきました。舞台は学校現場のほうになりますので、しっかり取り組ませていただきたいと思っています。

 これまで、ICT教育を佐賀県は推進し、1人1台タブレットを実現しています。その強みを生かして、こういう危機のときにしっかり教育、あるいは学習ができるようなチャレンジをやっていきたいと思います。

 

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