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カサゴ (佐賀のさかな/玄海版)

最終更新日:

カサゴの写真

 

 

カサゴ フサカサゴ科  学名 : Sebastiscus marmoratus 英名 : Sting fish

 

地方名 (方言) : アラカブ、株

主な漁場 : 玄海沿岸の岩礁地帯

漁期と主な漁法 : 周年【刺網、延縄、釣り】

 

 

 北海道から九州、東シナ海まで広く分布、最大30cmに達する。大きな口で小魚からエビ、カニ類など動くものは何でもひとのみにする。

 冬から早春にかけて産卵するが、魚には珍しく卵ではなく仔魚の形で生み出す。ただ、母親の胎内で、へその緒から栄養を吸収する人間等のほ乳類とは異なり、卵黄 (卵の黄身) から栄養をとるため卵胎生と呼ばれる。一度に産出する仔魚の数は3~10万尾で期間中3~4回産卵する。成長すると岩の隙間や穴の中などに縄張りを持つようになり、単独生活を送る。一等地には大きくて強いものから住みつくため、小さいものはやむなく他の場所を探す。このためカサゴは同じ場所で何度も釣れるが、型はだんだん小さくなる。

 体の色はすむ所により大きく異なり、浅いところにすむものは黒っぽい色であるのに対し、深みにすんでいるものは同じ種類と思えないような赤い色をしている。味は浅い所の色黒カサゴがおいしいとされている。

 玄海での年間漁獲量は30トン程度で釣り、刺網、延縄などで漁獲され、価格もよいので漁業上重要な魚である。平成21年より、玄海全域で毎年約10万尾の放流を行っている。

 煮付けや唐揚、吸い物、みそ汁等、その面構えに似合わず淡泊でくせがなく、こりっと締まった白身で大変おいしい。

 

 

 

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