
令和8年9月7日
九州陶磁文化館 学芸課
担当者 藤原、芳野
電話 0955-43-3681
E-mail: kyuto@pref.saga.lg.jp |
特別企画展 柿右衛門窯跡発掘調査50周年記念「柿右衛門とマイセン 旅する花文様-陶磁の東西交流-」を開催します
日本磁器の完成と評価される「柿右衛門様式」は、江戸時代の1670~1690年代に製作され、海を越えたヨーロッパ市場で高く評価されました。その優美で華麗な色彩と濁し手とよばれる独特の質感をもつ色絵磁器はヨーロッパの王侯貴族を魅了し、その後のヨーロッパの磁器に大きな影響を与えています。とりわけ、ヨーロッパ初の硬質磁器を成功させたドイツ、ザクセン侯国のマイセンで設立された王立磁器製作所(1710年開窯:通称マイセン窯)では、1730年代を中心に精巧な写しがつくられました。
令和8年(2026年)は柿右衛門窯跡の発掘調査(昭和51年~昭和53年(1976-1978年))から数えて50年を迎えます。これにあわせて九州陶磁文化館では、柿右衛門様式の優品とマイセンにおける写しを比較して展示し、なぜこれほどまでに精巧に写したのかを背景とともに紹介します。洋の東西を問わず人々を魅了する柿右衛門様式の美に迫ります。
1 会場 佐賀県立九州陶磁文化館(西松浦郡有田町戸杓乙3100-1)
第3~5展示室
2 会期 令和8年10月3日(土曜日)~12月6日(日曜日) 56日間
3 休館日 月曜日
※ただし、10月12日(月曜日・祝日)、11月23日(月曜日・祝日)、は開館し、翌日休館
4 開館時間 9時~17時(入館は16時30分まで)
5 観覧料 一般 800円(700円) 高校生以下 無料
※()内は20名以上の団体料金
※障害者手帳又は指定難病受給者証をお持ちの方とその介助
者(1名)は無料
6 開会式・内覧会
一般公開に先立ち、関係者内覧会・開会式を開催します。
日時:令和8年10月2日(金曜日)14時~
場所:九州陶磁文化館 講堂、展示室
7 出品作品 150件(他に参考出品あり)
8 図録 展示作品及び論考等を掲載した図録を販売予定(A4判、210ページ)
9 展示構成
第1章:柿右衛門様式の誕生と展開
第2章:王立磁器製作所(マイセン窯)の誕生
第3章:柿右衛門様式とマイセンにおける柿右衛門様式
第4章:ヨーロッパ磁器窯の柿右衛門様式
特集展示:現代の柿右衛門窯と柿右衛門製陶技術保存会
有田・マイセン姉妹都市提携のあゆみ
10 関連イベント
(1)記念講演会「王権の表象になった柿右衛門様式のマイセン」
日時:10月3日(土曜日)14時~15時30分
場所:九州陶磁文化館 講堂
講師:櫻庭美咲氏(美術史家・武蔵野美術大学講師)
(2)トークショー「旅する柿右衛門」
日時:11月7日(土曜日)14時~15時30分
場所:九州陶磁文化館 講堂
講師:十五代酒井田柿右衛門氏、聞き手:藤原友子(当館副館長)
(3)匠の技!伝統工芸士から学ぶ本格的絵付け体験
日時:11月23日(月曜日・祝日)9時30分~16時30分
場所:九州陶磁文化館
研修室1
内容:伊万里・有田焼伝統工芸士会の方々から本格的な絵付けを学ぶワークショップ。本格的な指導を受けてみたいと思う方へ、道具の名前
から文様の書き方、手先の太いダミ筆を使うところまで時間をかけてじっくり教えてもらいます。
定員:先着10名
参加費:5,000円 ※要事前申込(九州陶磁文化館HPから申込み)
(4)やきものセミナー
(1)10 月17 日(土曜日) 講師:鈴田由紀夫(当館館長)
「陶磁の東西交流(1) 柿右衛門VS マイセン」
(2)11 月21 日(土曜日) 講師:藤原友子(当館副館長)
「陶磁の東西交流(2) マイセンの文様と形」
※聴講無料、事前申込み不要
(5)学芸員によるギャラリートーク:
10月10日(土曜日)、24日(土曜日)、31日(土曜日)、11月14日(土曜日)、28日(土曜日)、12月5日(土曜日)
各日14時~14時30分
※ギャラリートークの参加には特別企画展観覧券が必要です。
〈主な展示作品〉

色絵牡丹鳳凰柴垣文皿
1670~1690年代 有田 南川原山か
個人蔵

色絵牡丹鳳凰柴垣文皿
1729~1731年 ドイツ マイセン
個人蔵

色絵鳳凰菊文輪花皿
1670~1690年代 有田 南川原山
佐賀県立九州陶磁文化館所蔵 柴田夫妻コレクション

色絵鳳凰文輪花皿
1729~1731年 ドイツ マイセン
個人蔵
添付資料