佐賀県公文書館では、歴史的資料として価値がある公文書を一般公開しており、利用のきっかけづくりとして様々な企画展を開催しています。その一環として、今回は県が条例や規則などを県民に周知するために発行している『佐賀県公報』を取り上げた企画展を開催します。
佐賀県公報は、明治初期に布達(ふたつ)として発行されて以来、150年以上にわたり発行が続けられてきました。当時の社会や人々の暮らしを知ることができる歴史的資料としての公報について御紹介します。
非常時の公報には、行政の対応だけでなく、その時代の人々が置かれた状況も記録されています。コレラ、赤痢(せきり)、スペイン風邪など、感染症が流行した際には予防や衛生対策に関する情報が掲載されました。
感染者発生への対応や予防措置などが公表され、公報は病気から人々を守るため、県民への情報伝達手段として重要な役割を担いました。
本展では、公報のはじまり、伝達の仕方、公報からみえる暮らし、非常時の公報について紹介します。また、関連展示コーナーでは、挿絵を含む公報、現在の『佐賀県公報』発行の現場レポートの展示を予定しています。
佐賀県公文書館では、県が保存している明治期からの公文書や行政資料等約5万冊のうち、歴史的資料として価値のあるもの22,100冊(令和7年度末時点)を一般公開しています(個人情報保護の観点から内容の審査を必要とする資料もあります)。
こうした資料を閲覧利用していただくきっかけづくりとして、特定のテーマに基づいた所蔵資料展を定期的に開催しています。


※過去の展示の様子