伊万里鍋島焼協同組合がフランク ミュラーに献上する鍋島焼瓶子の完成品披露のため、山口知事を訪問されます

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令和8年1月27日

流通・貿易課 伝統産業支援室

担当者 藤田

内線 2289 直通 0952-25-7095

E-mail ryuutsuu-boueki@pref.saga.lg.jp

 

伊万里鍋島焼協同組合がフランク ミュラーに献上する鍋島焼瓶子の完成品披露のため、山口知事を訪問されます

 伊万里鍋島焼協同組合は、伝統的な技術と精神を現代に伝えるため、1989年より「献上の儀」を執り行われており、今回、スイスの世界的腕時計ブランドであり創業者“フランク ミュラー”に献上する特別な鍋島焼作品を完成させました。


 本作品は、伊万里市大川内山で受け継がれてきた鍋島焼が2025年に開窯350年を迎えた節目に制作されたもので、「時」をテーマに、佐賀の伝統工芸と世界的時計師の思想が向き合った、世界で一点の瓶子です。


 完成に伴い、完成品を披露するため、次のとおり山口知事を訪問します。


1 日時

 令和8年1月29日(木曜日)16時45分から15分程度


2 場所

 佐賀県庁新館4階 来賓室


3 来訪者

 伊万里鍋島焼協同組合

 代表理事(瀬兵) 瀬戸口 功治(せとぐち こうじ)

 副理事長(青山窯) 川副 史郎(かわぞえ しろう)

 副理事長(文三窯) 三宅 求(みやけ もとむ)

 製作者(鍋島御庭焼) 6代目 市川 光春(いちかわ こうしゅん)

 事務局長 原 貴信(はら たかのぶ)


4 内容

 フランク ミュラー瓶子の披露、完成品の紹介、記念撮影

 ※知事訪問終了後に来賓室で、報道機関の皆様から伊万里鍋島焼協同組合代表理事への取材をお受けします。


5 その他

 本作品は令和8年2月13日(金曜日)から佐賀県立美術館で開催される企画展「鍋島焼 献上の歩み展」において展示されたのち、令和8年4月1日(水曜日)から東京・銀座の「フランク ミュラー」ブティックにて展示される予定です。展示終了後、フランク ミュラーに献上予定です。


【参考】

■伊万里鍋島焼協同組合について

 伊万里市大川内山で伊万里鍋島焼を製造する23の窯元で構成される組合

 冬山窯(とうざんかま)、魯山窯(ろざんかま)、青山窯(せいざんかま)、虎仙窯(こせんかま)、瀬兵(せひょう)、瀬貞寛右ェ門窯(せさだかんえもんかま)、螺山窯(らざんかま)、大秀窯(おおしゅうかま)、玄太夫窯(げんだゆうかま)、長春窯(ちょうしゅんかま)、泰仙窯(たいせんかま)、伊万里焼せいら、鍋島御庭焼(なべしまおにわやき)、光山窯(こうざんかま)、大五窯(だいごかま)、畑萬陶苑(はたまんとうえん)、文三窯(ぶんぞうかま)、大五郎窯(だいごろうかま)、巒山窯(らんざんかま)、太一郎窯(たいちろうかま)、陶咲花(とうしょうか)、藤右エ門窯(とうえもんかま)、青木陶房(あおきとうぼう)

 

完成品概要

■製作者

 鍋島御庭焼 6代目 市川 光春(いちかわ こうしゅん)

 ※鍋島御庭焼は、伊万里鍋島焼協同組合を構成する窯元の一つ。


■完成品の詳細

 色鍋島蝶地文唐草瓶子(いろなべしまちょうじもんからくさへいし)

 献上品:高さ37センチ×最大部分の直径22.5センチ、重量3キロ


■文様の詳細

 “蝶紋(ちょうもん)”は吉祥紋(きっしょうもん)(繁栄等前向きな意味を持つ紋様)の一つ。紋様にはそれぞれ永遠の躍動、成功、未来永劫へと続く幸せといった意味が込められています。鍋島御庭焼を代表するモチーフである蝶12羽を用いて、鍋島御庭焼6代目市川光春は“時”の無限な自由さを表現しました。


 上部には、漢数字や古代数字を組み合わせた独自の数字表現を、連なる七宝(しっぽう)文様(同じ円を4分の1ずつ重ねて連続させた、縁起の良い日本の伝統文様)の中に配しています。伝統的な文様美に革新性が美しく溶け合い、「時」の流れを表現しています。12の七宝が連なり輪を描く姿は、永遠に続く時間を想起させます。


 時を表現した七宝文様の周囲には、鍋島御庭焼のみに使用が許された鍋島家の家紋「杏葉(ぎょうよう)」をアレンジして配しています。文様の中には、密やかに金彩も忍ばせました。鍋島焼の伝統とクラフトマンシップが、フランク ミュラーの哲学と響き合い、新たな創造性を生み出しています。


フランク ミュラーとは

 フランク ミュラーは、スイスを代表する時計師であり、「時とは何か」という問いを、時計づくりを通して世界に投げかけ続けてきた存在です。


 複雑機構や独創的な造形で知られる一方で、その本質は、単なる技術の競演や装飾性にはありません。人の手でしか生み出せない技、積み重ねられてきた知恵、そして、時間を計測する対象ではなく、人が向き合い、慈しむものとして捉える姿勢にあります。


 「マスター オブ コンプリケーション」と称される氏とその“唯一無二”の腕時計は、高度な技術を誇示するためのものではなく、時間という概念を多面的に捉え直すための表現です。秩序と創造、緻密さと情熱を重ね合わせながら、フランク ミュラーは、腕時計という枠を超えた“時の哲学”を形にしてきました。


 その創作姿勢は、伝統をただ守るのではなく、理解し、引き受け、次の時代へと更新していくという点において、日本の伝統工芸が歩んできた道とも深く重なっています。

 

鍋島焼 献上の歩み展 開催概要

鍋島焼献上の歩み展


 2025年9月、開窯350周年を記念し、大阪・関西万博の会場にて献上瓶子12本を展示した「鍋島焼 献上の歩み展」を実施しました。

 この度佐賀県では、当展をさらにボリュームアップし大川内山に現存する29本全ての瓶子に加え、今回の鍋島焼 フランク ミュラー瓶子を合わせた全30本を佐賀県立美術館で展示します。いずれも成形、絵付け、焼成にいたるまで約4か月、すべて手作業で仕上げられた作品です。350年にわたり磨かれてきた鍋島焼の技と美をご堪能ください。


1会期:令和8年2月13日(金曜日)から3月12日(木曜日)9時30分から18時00分まで ※初日は13時から

2休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)

3会場:佐賀県立美術館(佐賀市城内一丁目15-23)3号展示室

4入場料:無料

5備考:献上に用いる瓶子については、献上用と保管用の2つを制作。今回、保管用瓶子を用いて開催。

 

家庭画報への掲載

 『家庭画報』(2026年3月号・2月1日発売)において、本作品の概要や鍋島焼の歴史、佐賀県立美術館で開催される「鍋島焼 献上の歩み展」などが紹介される予定です。
 
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