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佐賀空港の自衛隊使用要請関連

最終更新日:

○サガテレビ
 その衆院選の争点の一つにもなっているオスプレイの問題なのですが、知事のお話では衆院選前の時点では防衛大臣に漁業者の思いなどを伝えていきたいというお話をされていたと思うのですけれども、実際こういう状況になりまして衆院選が行われることになりまして、今後の大臣面会のスケジュールなどそういった部分というのはどういう形になるんでしょうか。
○知事
 この解散までの動きの中でさまざまなことを考えていたわけなのですけれども、一回国会がこういう形になりました。そういった意味で、少なくとも私自身が、いわゆる政治家同士で何かをしているということは今ありません。ただ、今回、我々のほうも人事異動等もございまして、担当部長などもいろいろかわったりもしたこともあって、そして、調整監を設置したりとか、そういった形で事務的には防衛省とお話をさせていただいたり、それから、漁協との意見交換、こういったものについては進めております。今回、新たにまたどういう方々で組閣されるのか、そして大臣が誰になられるのかということにもよると思いますので、そういった結果を踏まえて、国と県との関係ということについては改めてまた整理をさせていただきたいと思っています。
○サガテレビ
 事務的にいろいろ進めているということなのですけれども、ノリの漁期にも入りまして、これから漁業者も非常に忙しくなる時期になると思うのですけれども、そうなると今年度の判断というのは非常に難しくなってくるのかなというふうにも受け取れるんですけれども、その辺というのは知事の受けとめはいかがでしょうか。
○知事
 ここは本当、そういった意味ではまだ見通せない状況が続いているのかなというふうに思っています。
○サガテレビ
 あと、米軍だけではなくて、自衛隊のヘリしでしたり、最近そういったものの事故というのも相次いでいますけれども、こういった面というのは知事としてどのように受けとめられていますか。
○知事
 きのう第4師団長が御訪問いただいて、いろいろ話をする中で、ちょっと事故が続いているねという話もさせていただいております。特に自衛隊の事故も最近は、浜松に続いて百里でも火がという話が出ていますけれども、そういったこともあるので、再三申し上げているように、厳しい訓練はしていると思うのです。浜松の事故も、あれは夜間で、通常あのヘリがああなるというのは私的にはおよそ想定できないのだけれども、夜間で非常に厳しい訓練をしていたのか、原因はよくわかりませんけれども、そういうことを考えてもちょっと多いのかなというふうに思いますので、今、数がありますから、米軍だけでなくて、改めて、それぞれについてしっかり整理してお話しいただくということが必要かなというふうに思っております。
○西日本新聞
 この衆院選の世論調査で、オスプレイの佐賀空港配備の賛否について、私ども西日本新聞と佐賀新聞さんと共同で世論調査をしました。800人以上の県民の方が答えてくれたのですが、その賛否が、「反対」「どちらかといえば反対」という反対派が49%で、「賛成」「どちらかといえば賛成」というのが36%、5対4の構図になりました。これは前回の衆院選とか昨年夏の参院選では賛否は拮抗していました。相次ぐ事故の影響かどうかわかりませんが、反対がふえています。まず、こうしたアンケート調査の結果についての率直な受けとめと、あと、こういう反対の声に対して何か対応方針があればお願いします。
○知事
 もうまさにおっしゃるとおりだと思います。最近、非常に事故が続いておりますので、それはそういったことが佐賀で起きたらというふうに思うのが当然のことだと思いますし、素直なことなのかなと思います。その中で、これからまさに北朝鮮の脅威の問題もありますし、安全保障というものをどう考えていくのかということ、そして、今、佐賀県が置かれている状況も含めて、我々もしっかりまた再整理もして、そして、この安全の問題については防衛省からしっかり話を承って、それを開示して、県民の皆さん方とも、そして、その代表であります県議会ともよく議論をしながら今後、真摯に進めていくということになろうかと思います。
○西日本新聞
 あと、安全かどうかの事故報告を待つ。その事故報告を待っている間に、次から次に事故や機体のトラブルが続いています。どのタイミングで最終判断をするのかということなんですが、オーストラリアでの今回の夏に起きた事故の結果でもって判断をするのか、それともその後起きた大分空港での不時着や、あと新石垣空港でも不時着、そういった相次ぐ事故の報告書をずっと待っていくのか、そのあたりはいかがなのでしょうか。
○知事
 基本的には、大分、それから新石垣の問題、そういったことも含めてお話しいただきたいというふうに思います。それを承ってから考えていく課題だというふうに思います。
○西日本新聞
 わかりました。
○朝日新聞
 報告書について、防衛省からの説明待つとか、他県の状況を踏まえてという話が最前あったのですけれども、改めて県として安全性について検証するとか、そういった考えは持たれないでしょうか。
○知事
 従前にも増して、今、安全に関してはさまざまな皆さん方の関心が高まっているところだと思います。まず、しっかり聞いてみたいと思いますけれども、その上で、防衛省の説明内容に関して我々として改めてどういう検証をすべきなのかということを考えていきたいというふうに思います。
○サガテレビ
 つまり、それは見直すということですか。
○知事
 まず聞いてみたいと。聞いてみたいのだけれども、それは前から申し上げているように、これだけの関心事であるので、佐賀県だけではなくて多くの皆さん方、各県とも、これは沖縄県もそうだし、宮崎、それから大分、山口、多くの知事も関心をお持ちなので、そういった皆さん方の各県の状況、見解をしっかり注視していくということと、その説明内容によって、さまざまな有識者の意見なども聞いてみることも検討しなければいけないのかなと思っています。
○佐賀新聞
 オスプレイの件なのですけれども、今回、10月の人事異動で担当部長がかわられて調整官を専門的に置かれているということなのですけれども、この時期にこのような人事をされた目的あたりを説明いただきたいと思うのですが。
○知事
 特に調整監の部分については、かなり調整業務というのが非常に今まで以上に増えてきたということがあるので、それに専任してもらいたいということ、それから、今回の部長がそれぞれ横にずれているということに関しては、やはりさまざまな観点から県政を見なければいけないということがありますので、定期的にいろんな面から県政を見ていく、そして、お互いが知事や副知事と部長でいろんなことを相談していくというのは有意義だろうと思いましたので、このタイミングで。そして、佐賀県は4月と10月でということでやっておりますので、今回、人事異動を行うことにしました。
○佐賀新聞
 重要案件のオスプレイ、新幹線の担当部長がかわられているというところなのですが、そのあたりは、なぜこの時期にしなければならなかったのかとかというところをもう少し詳しく。
○知事
 一定のタイミングで常にやろうとは思っております。言うなれば、部長というのは国でいうと大臣みたいなものなので、一定のところでみんなで回して考えていくということも私は必要なのかなと思いますし、逆に言えば、県政課題ってずっと続くものもあるので、そうすると、もうその人だけでずっとやっていくというのはどうなのかなと私は思いました。





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