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井野防衛副大臣の知事訪問(令和4年11月10日)

最終更新日:
 

山口知事と井野防衛副大臣の面談

会談写真
 令和4年11月10日に、井野俊郎(いの としろう)防衛副大臣が佐賀県庁を訪問され、有明海漁協が公害防止協定覚書付属資料の変更を受け入れる判断を行うにあたって、県が調整を行ってきたことに対する謝意を伝えられました。

面談内容(テキスト)

【以下、面談時の発言全文】

○井野防衛副大臣
 皆さんこんにちは。防衛副大臣の井野俊郎でございます。知事におかれましては大変、また先ほどまで議会、大変御多忙の中、我々のためにお時間をつくっていただきまして大変ありがとうございます。
 また、このたび、漁協の皆様には様々な思いのある中で重い決断をしていただき、そしてまた、その際には知事のいろんな御配慮であったり調整を頂きまして、本当に知事にもいろんな面で御苦労、御心配をおかけしましたことに改めておわび申し上げ、また感謝申し上げる次第でございます。本当に御調整ありがとうございました。
 我々も今、大変厳しい国防環境の中において、やはり様々なアセットを使いながら早急に国民の生命・財産を守っていかなければならないという中において、今回、佐賀空港の方にオスプレイというものをお願いする形を取らさせていただきました。もちろん地元の皆様には様々な御懸念、また様々な御不安がおありかと思います。そういった御懸念や不安をこれからも我々としてはしっかりと払拭をしていきながら、また、佐賀県民の皆様とともに協力しながら、これからの国防をしっかりと前に進めてまいりたいと思っております。
 特に漁協からいただいております排水対策を含めて、その点はしっかりと皆様の生活がかえって混乱にならないように、また経済的にも負担がないようにという意味では、しっかりと対策はこれからも我々としては県の皆様にも御協力いただきながら対策を取ってまいりたいと思っております。ぜひそういった面では、またいろんな面でこれをきっかけに調整、ともに協力していきながら、ともによい佐賀、そしてまた、日本というものを主に国防という観点からもともに協力しながらやっていければと思っておりますので、どうぞ引き続き御指導と御鞭撻をお願いできればと思っております。
 今日は私も大変こんな時間になってしまって、知事にはまた大変恐縮ではございましたけれども、急な来佐にもかかわらず、こういう機会をつくっていただいたことに改めて感謝申し上げます。今日はありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○山口知事
 改めまして、井野副大臣をはじめ、防衛省の皆様におかれましては、国防という我が国にとって大切な任務を担っていただいておりますことに、改めて敬意を表したいと思いますし、佐賀が災害に遭ったときにいつも馳せ参じていただいて支援していただいていることにも心から感謝申し上げたいと思います。
 さて、防衛省から要請のありました佐賀空港の自衛隊使用については、4年前、平成30 年の8月に要請を受け入れると判断いたしまして、佐賀空港を自衛隊と共用しないとする公害防止協定覚書付属資料の変更につきまして、有明海漁協の方に申し入れを行いました。
 これに対して、今月の11 月1日に有明海漁協さんは変更を受け入れると決定され、当日に組合長が私のところに来られ、その旨の回答文書をいただいたわけでございます。漁協内では国防の大切さは分かっていただきつつも、この公害防止協定を結んだ先人たちの思い、そして、有明海の漁業環境に対する不安ですとか、そもそも、諫早湾干拓問題というのがありまして、これに対する国への不信など、様々な意見があってのことでした。そうした様々な漁業者の葛藤の中で、今回、漁協として重い決断をいただいたものと思います。私は、決断いただいた漁協の皆さんのそうした思いを今後ともしっかり受け止めなければいけないと思っています。
 防衛省への要請になります。
 防衛省におかれましては、今後、駐屯地整備に向けて具体的に取組を進めていかれると思いますけれども、漁協の気持ちに寄り添いながら、特に副大臣からお話があった関心の高い排水対策などにしっかり取り組まれるように要請したいと思います。
 また、立地自治体となる佐賀市や関係機関との協議においても、丁寧な取組をしていただきたいと思います。
 そして、改めての確認をさせていただきたいと思いますが、今後、佐賀空港の自衛隊使用に当たりましては、佐賀空港が民間空港であるという大前提が非常に大切であります。これはこれまでも様々な大臣と大前提として話をさせていただいたところでございます。そして、このことは4年前の小野寺大臣との合意事項にも頭に明記されているところでございます。そして今後、こうした佐賀空港の民間空港としての発展にも御協力いただきたいというふうに思います。
 そして、最後に伊藤局長はじめ現場の皆さん方、特に最後の辺りで真摯に漁協、そして我々の要求に応じていただいた、これにも心から感謝したいと思います。今後ともよろしくお願いします。以上です。
○井野防衛副大臣
 もちろん、知事、ありがとうございます。知事からのそういった御指摘、地元の声だというふうに我々も受け止めております。特に、議会でもオスプレイの話が、とにかく一般質問で聞かれているという話も聞いておりますので、そういう県民の高い関心分野だからこそ我々もできるだけ協力をさせていただきたいと思います。
 もちろん、我々の組織というものは全国にあります。全国にあるからこそ、地方との協力関係なくしては成り立たない組織でございます。そういった意味では、こちらにいる伊藤九州防衛局長を含めて省一丸となって様々な課題に取り組んでまいりたいと思います。しっかりとその声を持ち帰ってきちんとした対応をとってまいりたいと思いますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
○山口知事
 井野副大臣の方からそういった議会もしっかり確認頂いているということ、大変頼もしく思います。ぜひ、皆さん方におかれても、今議会においても、相当な議論をさせていただいておりますので、そういったところも踏まえて、今後ともよろしくお願いしたいと思います。

(以上)
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