新型コロナウイルス感染症に関する記者レクを開催しました(4月7日)
4月7日(火曜日)に佐賀県健康福祉部医療統括監(注1)野田広 による新型コロナウイルス感染症に関する記者レクを開催しました。
(注1)県の医療行政を統括する専門職の医師
記者レク資料
感染者9例目につきまして発表いたします。 年代は60歳代、性別は男性、居住地は佐賀市、国籍は日本で、主な症状は咳と発熱です。
現在、本日15時から県内の感染症指定医療機関に入院されています。現時点で分かっていることは、3月24日から29日まで福井県に滞在され、複数回、会食をされているということです。基本的には夜の会食ということだと思います。30日と31日は自宅におられました。4月1日から発熱がありまして、39度台ですね、熱があって、4月3日に帰国者・接触者相談センターに相談して、県内の医療機関を受診しておられます。発熱は現在まで続いておられまして、現在の症状は、発熱と倦怠感、痰でございます。
4月6日に、ちょっと前後してしまいましたが、県内の医療機関、同一の医療機関ですけれども、再受診をしておられまして、4月7日、今日PCR検査を行われまして、陽性が確認をされています。
4月2日に一度、解熱傾向があり外出して、県外に出ておられます。これは後ほどお話する濃厚接触者との関係がございますので、今申し上げておきます。
濃厚接触者ですが、同居の妻60代です。それから80代の父ということで、4月21日まで行動自粛要請を行いまして、PCR検査を行います。
それから、今申し上げました4月2日ですけれども、県外で武雄市の男性に会っておられます。70代です。6時間ぐらい一緒におられています。4月16日まで行動自粛要請を行っており、PCR検査を行います。この方は、先ほどのお二人よりも検体採取が遅れておりますので、少し検査をする時期が遅くなると思います。
その他の詳細について、今聞き取りをしておりますけれども、親族の方、その他接触者が何名かおられますので、順次検査を行う予定です。短時間の接触者ですので、濃厚接触者とは考えておりません。
それから、受診した県内の医療機関につきましては今までどおり、基本的には防護をしっかりしていらっしゃるわけですけれども、ご希望もございますので検査をいたしますが、対象者数については現在精査中でございます。
基本的にはこれまでと同様、濃厚接触者、その他医療機関等について、感染経路としてはリンクが確認されていると考えておりますが、さらに調査を進めていきたいと考えております。
1つ、それとちょっと申し上げたいことが、今回の事例、熱が一度下がられて外出をされていたということですが、発熱があった場合に、安易に少し下がったからまた外に出ていいと自己判断するということではなく、基本的に調子が悪いときは数日間様子を見ていただきたい。
それから、これまでも申し上げているとおり、緊急事態宣言の対象地域への訪問は、今は控えてほしいということを申し上げたいと思います。
あわせて、発熱や風邪症状がある場合は外出を控え、自宅待機をお願いしますとともに、熱が少し下がったといって安易に外出をされるというふうなことを控えていただきたいと思います。