佐賀県環境センター(佐賀市)で採取した降水のpH・イオン濃度調査
佐賀県環境センター(佐賀市)では、屋上に設置した自動雨水採水器で降水を採取し、酸性雨調査に重要な指標であるpHを測定しています。
また、雨のpHは、雨水中の酸性成分(硫酸イオンや硝酸イオン)と中和成分(アンモニウムイオンやカルシウムイオン)のバランスで決まるため、これらの各種イオン濃度も測定しています。
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自動雨水採水器 | イオンクロマトグラフ |
酸性雨
工場や自動車から排出される硫黄酸化物等の汚染物質が溶け込んでいない雨でも、雨には大気中の二酸化炭素が溶け込んでいるため、
通常の雨のpHはおよそ5.6(弱酸性)になります。
このため、pH5.6より酸性度の強い(pHの小さい)雨を酸性雨といいます。
佐賀県環境センター(佐賀市)に降った雨のpH・降水量の変動は以下のグラフのとおりです。
また、各種イオン濃度の変動は以下のグラフのとおりです。