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保険者の取組

最終更新日:

特定健康診査受診率向上に向けて

1 課題

  • 佐賀県の特定健診の受診率は毎年上昇していますが、医療費適正化計画の目標値に達していません。

  • 市町国保の特定健診では、特に40歳から50歳代の方の受診率が低いことや、医療機関で治療中の方が受診されない傾向にありますので、これらの対象者が受診してもらえるような取組みが必要です。

2 保険者の取組

国保保険者では、特定健診の受診率向上を図るために工夫した取組みが行われています。

 

(ア) 土・日曜日の健診日の設定、毎日健診の実施、待ち時間短縮のための受付時間帯の制度導入等、受診者が受診しやすい環境づくり
(イ) 家庭訪問や電話勧奨を積極的に行うことで、住民の特定健診についての理解が得られるように努める
(ウ) コンビニ・調剤薬局等、他機関と連携した特定健診の実施
(エ) 特定健診とがん検診等との同時実施
(オ) 健診結果は郵送としないで、出来るだけ面談などで結果(予防対策)等の説明を行い手渡すようにしている。
(カ) 地区組織の活用による、地区ごとの受診状況を提供しての受診勧奨

20市町の特定健診受診率の推移

 

No.

市町名

H24年度
対象者数
(人)

H24年度
受診者数
(人)

H24年度
受診率
(%)

H29年度
対象者数
(人)

H29年度
受診者数
(人)

H29年度
受診率
(%)

伸び率
24年度~
29年度比
(%)

1

有田町

3,705 1,989 53.7%3,324 2,071 62.3%8.6%

2

多久市

3,671 1,967 53.6%3,236 1,969 60.8%7.3%

3

太良町

2,517 1,076 42.7%1,928 971 50.4%7.6%

4

基山町

2,843 1,089 38.3%2,758 1,377 49.9%11.6%

5

上峰町

1,250 644 51.5%1,228 610 49.7%-1.8%

6

武雄市

8,619 2,712 31.5%7,595 3,715 48.9%17.4%

7

伊万里市

9,843 3,416 34.7%8,585 4,040 47.1%12.4%

8

江北町

1,534 553 36.0%1,390 637 45.8%9.8%

9

吉野ヶ里町

2,157 945 43.8%2,024 910 45.0%1.1%

10

玄海町

1,359 593 43.6%1,221 546 44.7%1.1%

11

嬉野市

5,217 2,137 41.0%4,403 1,939 44.0%3.1%

12

小城市

6,999 2,579 36.8%6,281 2,719 43.3%6.4%

13

みやき町

4,924 1,661 33.7%4,407 1,875 42.5%8.8%

14

白石町

4,951 2,249 45.4%4,500 1,857 41.3%-4.2%

15

唐津市

23,819 8,751 36.7%20,781 8,469 40.8%4.0%

16

鳥栖市

9,313 3,463 37.2%8,826 3,537 40.1%2.9%

17

鹿島市

5,795 2,360 40.7%4,897 1,926 39.3%-1.4%

18

神埼市

5,407 1,817 33.6%4,898 1,877 38.3%4.7%

19

大町町

1,337 359 26.9%1,237 409 33.1%6.2%

20

佐賀市

37,947 9,265 24.4%33,727 11,098 32.9%8.5%

 

20市町の平均

143,207 49,625 34.7%127,246 52,552 41.3%6.6%

 

特定健診受診率の推移

 

 

特定保健指導の高実施率の秘訣

 県内でも高い特定保健指導の高実施率を達成している取組をご紹介します。
 「特定健診・保健指導に関して全戸訪問を行っている。不在の場合は、不在通知を置いてきており、3回不在が続くと大体の町民が自分から役場に電話をしてきてくれる。連絡が付いたら、健診結果の手渡しと結果説明を行っている。
 健診の1か月後にある集団結果説明会には、保健指導の委託業者にも来て頂き、集団健診の受診者かつ保健指導対象者は受付を別(業者による受付)にして、その日のうちに初回面接も行っている。」

 その他の県内市町でも特定保健指導実施率の向上を図るため、各保険者においては様々な工夫や取組みが行われていますが、主に以下のような取組が行われています。

 

(ア)健康への関心が高い時期に指導できるよう、特定健康診査の結果返却日に初回面接を実施
(イ)健診結果は郵送せずに、結果説明会や個人面接にて手渡しをし、同時に保健指導を実施
(ウ)結果説明会での個人面接までの待ち時間を解消するために完全予約制にするなど、対象者の都合に合わせた時間設定の実施
(エ)保健指導を利用しやすくするため、保健指導実施場所を複数設定
(オ)保健指導従事者が替わっても継続した指導ができるように保健指導の個人台帳を整備
(カ)効率よく訪問できるよう保健師の地区担当制を実施
(キ)特定保健指導対象以外の人(治療域の人・40歳未満の被保険者・治療中でありながらコントロール不良者)に対して、生活習慣病重症化予防のための保健指導の実施
(ク)休日や夜間の特定保健指導、家庭訪問による保健指導の実施
(ケ)地域の医師との連携による結果説明及び保健指導の実施
(コ)保健指導の途中脱落者をなくすために電話連絡を密に行う
(サ)保健指導従事者の技量向上のため、佐賀県国民健康保険団体連合会や従事者による研修会(事例検討や学習会)の実施
(シ)特定保健指導終了者の体験談の発表や市町広報等への掲載
(ス)地域全体の健康意識を高めるための住民向け健康講演会の実施等
(セ)地区組織を活用した情報提供及び保健指導利用の呼びかけ
(ソ)

「国保保健指導事業」(国民健康保険調整交付金助成事業)における「保健指導未利用者対策」「生活習慣病の1次予防に重点を置いた取組み」により、保健指導の必要な被保険者へ積極的な支援の実施

 

 

20市町の特定保健指導実施率の推移

No.

市町名

H24年度
対象者数
(人)

H24年度
終了者数
(人)

H24年度
実施率
(%)

H29年度
対象者数
(人)

H29年度
終了者数
(人)

H29年度
実施率
(%)

伸び率
24年度~
29年度比
(%)

1

みやき町

236 195 82.6%239 184 77.0%-5.6%

2

伊万里市

412 165 40.0%367 282 76.8%36.8%

3

嬉野市

242 90 37.2%149 112 75.2%38.0%

4

上峰町

84 79 94.0%71 53 74.6%-19.4%

5

基山町

170 75 44.1%174 120 69.0%24.8%

6

太良町

155 64 41.3%153 104 68.0%26.7%

7

多久市

244 128 52.5%209 142 67.9%15.5%

8

武雄市

400 161 40.3%409 266 65.0%24.8%

9

吉野ヶ里町

113 48 42.5%98 62 63.3%20.8%

10

佐賀市

1,240 438 35.3%1,385 865 62.5%27.1%

11

鹿島市

265 70 26.4%224 137 61.2%34.7%

12

大町町

65 12 18.5%43 26 60.5%42.0%

13

唐津市

1,097 584 53.2%900 534 59.3%6.1%

14

白石町

322 83 25.8%183 108 59.0%33.2%

15

鳥栖市

372 152 40.9%360 201 55.8%15.0%

16

神埼市

189 84 44.4%209 113 54.1%9.6%

17

小城市

334 156 46.7%314 159 50.6%3.9%

18

有田町

192 138 71.9%196 96 49.0%-22.9%

19

江北町

77 35 45.5%77 36 46.8%1.3%

20

玄海町

94 40 42.6%82 1 1.2%-41.3%
 

20市町の平均

6,303 2,797 44.4%5,842 3,601 61.6%17.3%

 

 

特定保健指導実施率の推移

 

 

国民健康保険税収納率の向上について

 国民健康保険税の収納確保については、

  • 国保財政の安定的な運営を持続するため不可欠である国保税財源の確保
  • 被保険者の公平感の担保

の観点から、収納対策の強化が今後、ますます求められてきます。

    市町国保においては収納対策を強化し、国民健康保険税の高収納率の向上を図るため、様々な工夫や取組みが行われていますが、主に本県市町国保では以下のような取組が行われています。

  • 窓口等での口座振替払の推奨
  • コンビニエンスストアにおける収納
  • 短期被保険者証の活用による滞納者との接触機会の確保や個々人の状況に応じた相談の実施
  • 差押物件(滞納処分)の合同公売会やインターネット公売による換価
  • ファイナンシャルプランナーによる生活相談、多重債務者等への指導

    このような取組の結果、本県の平成29年度現年度収納率は95.79%となっており、都道府県別の順位は、2位となっています。
   なお、県内市町の収納率状況は以下のとおりです。

 

県内市町の国民健康保険税収納率状況

順位

市町名

現年度収納率

(平成29年度)

前年度
比 較

現年度収納率

(平成28年度)

太良町

97.52 

0.15 

97.37 

佐賀市

97.22    

 △0.03 

97.25 

基山町

97.12 

0.40 

96.72 

江北町

97.02 

△0.42 

97.44 

吉野ヶ里町

96.74 

0.54 

96.20 

玄海町

96.50 

0.36 

96.14 

白石町

96.41 

△0.13 

96.54 

大町町

96.02 

0.83 

95.19 

唐津市

95.73 

0.85 

94.88 

10 

伊万里市

95.56 

0.56 

95.00 

11 

小城市

95.52 

0.01 

95.51 

12 

神埼市

95.47 

0.44 

95.03 

13 

みやき町

95.35 

0.40 

94.95 

14 

有田町

95.22 

△1.73 

96.95 

15 

多久市

95.11 

1.12 

93.99 

16 

上峰町

94.99 

0.56 

94.43 

17 

鹿島市

94.89 

 △0.34 

95.23 

18 

武雄市

94.12 

0.24 

93.88 

19 

嬉野市

93.49 

0.94  

92.55 

20 

鳥栖市

93.17 

0.35 

92.82 

県計

95.79 

0.26 

95.53 

※1位 島根県 96.19%、全国平均92.45%

(出所)国民健康保険事業年報

(注1)収納率は、居所不明者分調定額を控除した調定額を用いて算出している
         (※小数点第2位未満四捨五入)

H29-1収納率グラフ

平成29年度国民健康保険税の市町別収納率を公表します別ウィンドウで開きます

 

【参考】

  • H30収納率(国確報値)

 

医療費の適正化に向けて

  • 重複服薬者等対策事業

    平成30年度からの国保制度改革により保険者に加わった県では、医療費の適正化に向け、市町国保と共同で医薬品の適正使用のための取組を始め

   ました。

 重複服薬、多剤服薬に該当すると思われる方※に、重複服薬等のリスクやお薬手帳の重要性に気づいていただくことを目的としたお知らせを送付します。お知らせを受け取った方はお知らせを持って、かかりつけ薬局に相談していただきます。
 複数の医療機関を受診され、お薬手帳などによる薬の管理がきちんとできていない場合、それぞれの医療機関から同じ効能の薬を重複して処方されいる可能性があります。このような場合、かかりつけ薬局に相談していただくことで薬の飲みすぎ・飲み合わせによるリスクの軽減、不要な薬を削減でき、薬代の節約にもつながります。

  ※重複服薬者とは・・・1カ月の間に同じ効薬の薬が複数の医療機関から処方されている方。

   多剤服薬者とは・・・1カ月の間に12種類以上の薬が処方されている方。

重複服薬等対策取組イメージ

 

  • 後発医薬品使用促進

 後発医薬品については、「経済財政運営と改革の基本方針2017」(平成29年6月9日閣議決定)において、2020年9月までに使用割合を80%とすることとされており、市町国保では使用促進に向けて次のような取組が行われています。

 

(ア)後発医薬品を利用した場合の自己負担軽減見込み額を知らせる差額通知

(イ)被保険者に対する後発医薬品利用希望シール(カード)の配布
(ウ)広報誌掲載やリーフレット配布による周知

 

後発医薬品使用割合(数量シェア)

 順位

市町名

 平成30年9月

診療分(%)

 1

 嬉野市

 83.6

 2

 武雄市

 83.5

 3

 白石町

 80.7

 4

 有田町

 80.6

 5

 基山町

 79.9

 6

 大町町

 79.4

 7

 江北町

 79.4

 8

 鹿島市

 78.9

 9

 玄海町

 78.3

 10

 伊万里市

 78.2

 11

 みやき町

 78.0

 12

 吉野ヶ里町

 77.6

 13

 小城市

 77.2

 14

 鳥栖市

 76.5

 15

 上峰町

 76.4

 16

 太良町

 75.7

 17

 佐賀市

 74.8

 18

 多久市

 74.6

 19

 唐津市

 74.5

 20

 神埼市

 73.8

 

 20市町の

平均

 76.9

 

後発医薬品使用割合




 

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