佐城地域は、佐賀県のほぼ中央部に位置し、北は脊振山系、西は天山山系、南は有明海に面し、佐賀市、多久市、小城市の3市からなり、その地形は、有明海に面した佐賀平坦地帯、脊振・天山松浦に係る山麓地帯、脊振山系に係る山間地帯になります。
佐賀平坦地帯の有明海に面した平坦地域は、県内でも有数の穀倉地帯を形成しており、「いちごさん」をはじめとしたイチゴや、アスパラガス、キュウリなどの施設園芸も盛んです。
脊振・天山山系の山麓部では、露地みかんを中心に果樹が栽培されており、山間部では、ホウレンソウやパセリ、ピーマンなど夏季冷涼な気候を活かした園芸作物が生産されています。
当地域は、県都の佐賀市を中心として政治、経済、交通の要衡となっています。交通は、北部に長崎自動車道、中部に国道34号とJR長崎本線、南部に有明海沿岸道路がそれぞれ東西方向に走り、これらを中心に企業誘致等による活性化が図られています。また、南部には九州佐賀国際空港があり、佐賀県の空の玄関口として国内外の方々から利用されています。
秋には嘉瀬川河川敷を中心に佐賀インターナショナルバルーンフェスタが開催され、熱気球の街として賑わいます。