岩手県沿岸広域振興局の活動リポート 最終更新日:2011年10月5日 派遣先 :岩手県沿岸広域振興局(釜石市) 派遣期間:6月1日(水曜日)~10月31日(月曜日) 5月31日に岩手県庁がある盛岡市に移動。佐賀より10度ほど低い気温を体感し、盛岡駅に到着してからの第一声は「寒い」でした。 翌6月1日に岩手県庁にて東日本大震災復興支援の派遣職員に対する激励式があり、達増知事から「全国からの支援により自治の新しい歴史をつくり住民のために頑張っていただきたい」と激励を受け、身の引き締まる思いがしました。 私たちが勤務する沿岸広域振興局部水産部は県庁から南東約100km、車で二時間半も離れた場所にあります。釜石市周辺にある8つの漁港が担当となります。 災害査定に携わる岩手県の職員は少数であるため、静岡県1名、福井県1名、佐賀県2名の計4名が派遣されており、災害査定に向けた現地調査、図面作成、設計数量算出、査定設計書を作成する業務に携わっています。 担当する漁港を見回る道中で見た景色は、美しい自然があったであろう町の姿がガレキの山となっており、地震や津波の怖さを実感しました。 津波発生から4ヶ月経ちますが、日々ガレキ除去は進んでいる漁港もあれば、半島の一番奥にあってガレキ除去が遅れている小さい漁港もあります。 すべての漁港を復旧するには、2000件を超える災害査定が必要となりますが、被災地の復興のため全力で取り組んでいきます。