宮城県東部地方振興事務所の活動リポート（その1）

「復興を支援する者として、被災地の現場を直接この目で見ておこう」と思い、休日に石巻市内から南三陸町まで沿岸部を見て回りました。

生活環境は土埃や泥の臭いがするくらいでそう支障ありませんが、市街地から少し離れると、とても震災から6か月たったとは思えないほど、がれきの山や崩壊した家屋など惨状が広がっています。

復旧が進んだ現在でもこの有様であり、震災当時はどれほどひどい状況だったのか、想像もつきません。

我々派遣職員は、現在、石巻専修大学の体育館内にある仮事務所で仕事をしています。他県から応援に来た方と同じチームになりましたが、志をひとつに仲良くさせていただいてます。

職場では関西弁に三河弁、東北弁、佐賀弁と様々な方言が飛び交います。

津波で損壊した海岸堤防や農業施設の復旧、ガレキや泥土の撤去、除塩の順で作業を進め、農地の復旧を行います。

農家の皆さんも復興に意欲的な方いれば、将来に絶望している方もいます。なんとか農業を続ける気持ちになっていただくよう全力でがんばって参ります。