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県指定(美術工芸品の部)10

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佐賀県重要文化財(美術工芸品)の部 

 

佐賀県重要文化財 高僧像 狩野孝信筆(こうそうぞう かのうたかのぶひつ)

平成12年4月28日指定
佐賀市城内一丁目15-32(県立博物館)
絵画


高僧像 狩野孝信筆
 狩野高信(1571~1618)は、近世画壇の主流をなした狩野派の嫡流で、父は永徳、兄は光信、長男は探幽である。
 この肖像の像主は不明であるが、高良山(福岡県久留米市)伝来の伝承があることから、天台の高僧であると考えられる。


 絹本着色  掛幅装  縦125.5cm  横58.3cm。

 

 

 

佐賀県重要文化財 銅造誕生仏(どうぞうたんじょうぶつ)

平成12年4月28日指定
佐賀市城内一丁目15-32(県立博物館)
彫刻 


銅造誕生仏
 伊万里市の妙顕寺に伝わるもので、像高15.1cm。仏像本体と台座蓮肉部までをムクの一鋳でつくる。
 誕生仏としては比較的大型で、保存状態も良い。杏仁形の目や仰月形の口唇や左右対称形の裳の衣文など、7世紀の金銅仏の特色を示し、かつ渦巻き状の頭髪の表現などには中国あるいは朝鮮からの影響もみられる。
 佐賀県で確認されているもののうち、最古級の仏像として価値が高い。

 

 

 

佐賀県重要文化財 鍋島元武像(金粟元明像)(なべしまもとたけぞう)(こんぞくげんみょうぞう)

平成13年2月28日指定
所在地 佐賀市城内一丁目15-23(県立博物館)
所有者 小城市三日月町織島 玉毫寺
絵画 七幅



 三代小城藩主鍋島元武(1662~1713)は、将軍綱吉の信任厚く、江戸城奥詰の職にあたり、水戸藩主徳川光圀との交流もあった。武芸に優れ薙刀の名手でもあったが、17歳のとき疱瘡を患い傷が残ったために、社交を嫌い、17世紀半ばに中国から伝えられた黄檗禅に深く帰依して僧になり、金粟元明と名乗っている。小城星巌寺の建立に尽力し、玉毫寺の開山となった。

 

 

鍋島元武像(金粟元明像)鍋島元武像(金粟元明像)鍋島元武像(金粟元明像)鍋島元武像(金粟元明像)

鍋島元武像(金粟元明像)鍋島元武像(金粟元明像)鍋島元武像(金粟元明像)

 

 

佐賀県重要文化財 無著妙融像(むじゃくみょうゆうぞう)

平成13年2月28日指定
佐賀市大和町大字久池井  玉林寺
彫刻


無著妙融像
 無著妙融(1333~1393)は、薩摩大隈の生まれで日野氏の出身。肥前万寿寺を経て、紀伊、山城、薩摩の諸寺で修行し、貞治5年に日向太平寺、永和元年に豊後泉福寺、永徳3年に肥前医王寺、至徳元年に肥前玉林寺を開いている。道元から数えて7代目、曹洞宗の全国発展期の僧であり、九州各地で活動している。
 この肖像彫刻は、像高66.8cm、檜材を用いた寄木造りで玉眼を嵌入している。法衣の上に八角環をつけた袈裟をまとい、右手に竹箆を握って椅子に坐す姿である。

 

 

 

佐賀県重要文化財 色絵{流水文碗(台付)、瑠璃地桜花散らし文碗(台付)}(いろえ{りゅうすいもんわん(だいつき)、るりじおうかちらしもんわん(だいつき)}

平成13年2月28日指定
佐賀市松原2丁目5-22  公益財団法人 鍋島報效会
工芸品


色絵{流水文碗(台付)、瑠璃地桜花散らし文碗(台付)}
 安政2年(1855)に作成された『御寄附物帳』に、鍋島勝茂から菩提寺の高伝寺へ寄進されたものとして記載されている「古南京染付御天目 二」「右御臺 二」に該当する作品で、大正14年に鍋島家へ返納された。
 色絵流水文碗(台付)の碗は、内面に透明碗を掛け、口唇部に呉須を一周塗る。外面に染付けのダミで水面をあらわし、染付の線書と金により流水文を描く。 (口径13.0cm、 高さ7.6cm、 底径4.7cm)
 色絵瑠璃地桜花散らし文碗(台付)の碗は、内面と高台内に透明釉を掛け、外面は桜花を除いて濃淡二種の瑠璃釉を掛けわけている。 (口径13.1cm、 高さ7.0cm、 底径4.9cm)
 本作品は、有田御道具山から大川内鍋島焼への過渡期に位置し、大川内鍋島焼の前身的な窯である有田岩谷川内の御道具山で制作されたものと推測される。

  

 

佐賀県重要文化財 木造{日光菩薩立像、月光菩薩立像}(もくぞう{にっこうぼさつりゅうぞう、がっこうぼさつりゅうぞう})

平成14年3月6日指定
所在地 小城市小城町158番地4 小城市立歴史資料館
所有者 天山社(小城市小城町晴気)
彫刻


画像木造{日光菩薩立像、月光菩薩立像}
 日光菩薩立像は像高67.9cm、月光菩薩立像は像高62.2cmで、両像ともに宝冠をかぶり、大袖の衣の上からがいとうえを被り、裙(くん)をはき、沓を揃えて正面を向いて立つ。日光・月光菩薩として一般的な像容ではなく、むしろ梵天・帝釈天などの姿を想起させるが、背面の修理銘から仁治3年(1242)には日光・月光菩薩像として伝来していたことが知られる。

 

 

 

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