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県指定(美術工芸品の部)11

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佐賀県重要文化財(美術工芸品)の部 

 

佐賀県重要文化財 坐氈(ざせん)

平成14年3月6日指定
所在地 佐賀市城内一丁目15-23(県立博物館)
所有者 三岳寺(小城市小城町池上)
工芸品


坐氈
 舶来のキルト刺繍が用いられており、桃山時代の南蛮趣味をよく反映している。裏面の墨書銘から、山岳寺の中興開山である閑室元佶が、四枚一組として慶長10年(1605)に施入したと思われる。同時期の舶来キルトは、豊臣秀吉所用の華文指縫陣羽織(重要文化財)が有名であるが、類例は極めて希である。本作品はインドから舶載された大型のキルトが分割されたものと考えられる。(縦35cm、横43cm)

 

 

 

佐賀県重要文化財 鉄釉叩き耳付き水指(てつゆうたたきみみつきみずさし)

平成14年3月6日指定
唐津市西城内1-1 (唐津市)
工芸品 


鉄釉叩き耳付き水指
 本作品唐津焼形成技法の特徴である叩きの技法でつくられており、桃山から江戸時代初期の叩き唐津の代表的な茶陶の作例である。内部には青海波状の当て木の跡が残されており、底部は平たく、直径1.5cm程度の小さな足が三方に付く。叩きの技法で基本的な形をつくるが、さらに形を変化させ線彫り等の装飾を加えて作品性を高めている。器形を意図的に歪める意匠は陶磁の茶陶で流行しており、本作品もそうした傾向にそったものと考えられる。釉薬の焼成は良好で、落ち着いた色調の釉薬が変化に富んだ形態と調和している。
 なお、蓋は出土品であり、本水指とは後世に一具になったものであるが、本水指と同時期に同地区で制作されたものと考えられる。

 

 

 

佐賀県重要文化財 青磁陽刻唐花唐草文水指(せいじようこくからはなからくさもんみずさし)

平成14年3月6日指定
所在地  有田町赤絵町二丁目1番11号 今右衛門古陶磁美術館
工芸品


青磁陽刻唐花唐草文水指
 鍋島青磁は、釉薬が厚く掛けられ、還元焼成することによって透明度が高く深みのある青磁色の釉調を呈す。本作品は青磁釉の発色がよく、胴部の唐花唐草文の意匠と技法に優れ、大川内の鍋島藩窯の青磁を代表するものである。水指としては大ぶりであり、その堂々とした姿は藩窯品としての格式を感じさせる。元禄から享保(1690年代~1730年代)ごろの制作と推定され、鍋島藩窯で最も完成度の高いものがつくられたとされる盛期の優品といえる。

 

 

 

佐賀県重要文化財 木造薬師如来立像(もくぞうやくしにょらいりゅうぞう)

平成15年3月10日指定
所在地 佐賀市富士町大字中原 中原薬師堂
所有者 中原区
彫刻


木造薬師如来立像
 像高161cm、楠材、一木造り、彫眼、漆箔・彩色で、制作時期は平安時代後期と考えられる。等身大の仏像を一つの木材からほぼ丸彫りでつくり、部分的に内刳りを施している。衣文の彫出は浅く、体躯は扁平につくられ頬が張り、口唇と顎を強調した顔つきは個性的である。
 脊振山系では、多数の経塚が見出され、資料の上からも仏教文化が栄えたことが知られているが、仏像彫刻の遺品は十分には残されていない。中原薬師堂の薬師如来像は、個性的な作風が看取され、脊振山系の仏教美術を考察する上で重要な作品である。

 

 

 

佐賀県重要文化財 鉄絵緑彩型紙摺唐花文大皿(てつえりょくさいかたがみずりからばなもんおおざら) 

平成15年3月10日指定

西松浦郡有田町戸杓乙3100-1 佐賀県立九州陶磁文化館
工芸品


鉄絵緑彩型紙摺唐花文大皿
 本作品は轆轤によって成形され、高台は二箇所を削り込むいわゆる割高台となっている。器形は深く、口部は鍔縁であり端部から僅かに立ち上がる。高台径は口径に対して小さく作られ、同時代の大皿と共通した特徴を示している。内面に施された文様は、鉄絵と銅緑釉によるもの及び白土による型紙摺による技法からなる。前者は鉄絵の具によって唐花文様が線書きされ、その輪郭線内に銅緑釉が施されている。後者は唐花文様を切り抜いた型紙を器面に当て、その上から白化粧土を摺り込んだものである。
 制作地については武雄地区、制作年代については1610年代から1640年代の間と考えられる。
 法量 : 口径45.6cm 、高さ14.7cm、 底径13.0cm

 

 

 

佐賀県重要文化財 色絵竹虎文大皿(いろえたけとらもんおおざら)

平成15年3月10日指定
西松浦郡有田町戸杓乙3100-1 佐賀県立九州陶磁文化館
工芸品


色絵竹虎文大皿
 本作品は上絵の具の色調が全体に濃く、有田の初期色絵の特徴を示している。制作年代は、1650年代から1660年代にかけてのものと考えられる。器胎は轆轤(ろくろ)によって成形され、口部は強く折ったあと緩やかに湾曲しながら立ち上がる。高台は内傾して削り出す。口縁部と高台畳付きを除いて全体に透明釉が掛けられ、本焼後に上絵の具で彩色されてる。口縁部には艶のない褐色の銹釉が施されている。胎土は磁器質で白色だが、僅かに微鉄粉を含む。
 本作品は竹葉文の緑地に黄色の虎文と周囲の花文が鮮やかに浮かび上がり文様の構図や配色に優れている。有田の初期色絵の様式の一つを代表するものであり、肥前磁器の色絵の変遷における基準作として貴重である。
 法量 : 口径31.5cm、 高さ7.2cm、 底径16.5cm。

 

 

 

佐賀県重要文化財 染付山水文水指(そめつけさんすいもんみずさし)

平成16年3月8日指定
西松浦郡有田町戸杓乙3100-1 佐賀県立九州陶磁文化館
工芸品


染付山水文水指
 本作品は初期伊万里とよばれる肥前磁器草創期のものであり、染付け技法により山水文などを胴部に描いた水指である。
 ロクロによって成形され、その器形や口造りなどから、当初から水指として作られたものであることが分かる。口縁部は施釉されており、焼成時の焼歪みのためわずかに楕円形になっている。
 染付の色調や描法、出土陶片などから1610~30年代の有田・小溝窯の製品と推定され、数少ない茶道具の伝世品の優品である。当初のものではないが、古い杉箱が残っており、蓋表に「古今里水指」の墨書銘が記されている。

 法量 : 口径11.6×12.2cm、 高さ16.4cm、 底径10.6cm。

 

 

 

佐賀県重要文化財 木造十一面観音菩薩坐像(もくぞうじゅういちめんかんのんぼさつざぞう)

平成16年3月8日指定
所在地  杵島郡白石町田野上上田野上3287
所有者  福泉寺
工芸品


木造十一面観音菩薩坐像
 像高21.2cm。寄木造り、玉眼、彩色・截金。材質は黄色味の強い緻密な針葉樹。左脚を上にして結跏扶坐し、左手を上にして五指を伸ばして禅定印を結ぶ。彩色は全体に赤が塗られ檀色仕上げである。頭上の仏面については全てが欠失している。
 当寺の近世の記録類によれば、本尊は開山の鉄牛円心(1254~1326)により天神の本地仏として信仰され、正安3年(1301)の創建にともなって太宰府から客殿本尊として移坐されたもので、法橋円慶の作とされる。
 なお、本像を納める厨子及び光背等は他からの転用であるが、台座の一部は当初のものと思われる。

 

 

 

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