近年、ほぼ全国の海で漂流・漂着するゴミの問題が起こっています。
有明海でも、葦や流木などの自然ゴミのほか、ペットボトルや空き缶、ビニール袋などの生活系のゴミが大量に流れ着いており、有明海に住む生き物や、刺し網漁、ノリの養殖などにも悪い影響を与えています。
有明海に漂着する生活系のゴミは、有明海に直接捨てられたものばかりではなく、有明海から遠く離れた山の中や、街中で捨てられたゴミが、風にとばされ、川に流され、有明海にたどり着いたものもたくさんあると考えられます。
毎年、漁業者をはじめ多くのボランティアの協力により、有明海沿岸の清掃活動が行われていますが、ゴミを回収するだけでは、問題の解決にはなりません。
まずは、ゴミを出さないこと、捨てないことが大切です。
そこで、佐賀県では、多くの方々に有明海のゴミ問題をわかっていただくために「ゴミ問題啓発ビデオ」を作成しました。
このビデオを見て、一人でも多くの方が有明海などの清掃ボランティアに参加したり、ゴミを出さない、捨てないという意識を持っていただければ幸いです。
なお、ゴミ問題啓発ビデオ(VHS、DVD)の貸し出しも行っています。
ご利用になりたい方は、有明海再生・自然環境課有明海再生担当(電話:0952-25-7349)にお問い合わせください。