佐賀県立佐賀城本丸歴史館テーマ展「さが歴史の道 ―往還し、交わり、続いていく―」を開催します

最終更新日:

記者発表ヘッダー


令和8年(2025年)3月6日

佐賀県立佐賀城本丸歴史館 企画学芸課

担当者 秋山

直通 0952-41-7550

E-mail: rekishikan@pref.saga.lg.jp

 

佐賀県立佐賀城本丸歴史館テーマ展「さが歴史の道 ―往還し、交わり、続いていく―」を開催します

江戸時代の肥前国には、人・モノ・情報が行き交う街道(往還)が多く存在していました。17世紀初頭に佐賀藩が成立すると、初代藩主の鍋島勝茂は佐賀城の総普請に着手し、さらに藩内の街道や脇道、交通システムを整備しました。なかでも、当時唯一の西洋世界への窓口であった長崎と九州の玄関口である小倉を結ぶ長崎街道は、多彩な文物が行き交う、政治的・文化的に最も重要なルートの一つでした。さらに、北西の玄海灘側には唐津街道が拓かれ、唐津藩や福岡藩などに活用されました。

各街道には宿場が置かれ、町や市は多くの人々で賑わいました。シーボルトをはじめとした外国人や司馬江漢などの文人墨客も佐賀の地を訪れ、沿道の情景や人々との交流を記録に残しています。

本展では、江戸期の佐賀の道を舞台とする人やモノの往来、交流の様相を、文献や絵図などの多彩な資料から紹介します。在りし日の街道や往来する人々の姿を想像しながらお楽しみください。

 

 

1 会  期  令和8年(2026年)3月13日(金曜日)~5月10日(日曜日)

 

2 開館時間  9時30分~18時00分

 

3 休 館 日  なし

 

4 会  場  佐賀県立佐賀城本丸歴史館 御小書院(特別展示室)

 

5 観 覧 料  無料

 

6 主な展示資料

「西海道九ヶ国壱岐対馬絵図」(佐賀県立図書館蔵)、「茶地結立涌花鳥模様襴錦」(公益財団法人鍋島報效会蔵)、「肥前一国道則帳」(武雄市教育委員会蔵(武雄鍋島家資料)・武雄市重要文化財)、「長崎港警備図」(佐賀城本丸歴史館蔵)、司馬江漢筆「西遊旅譚(画図西遊譚)」(佐賀大学附属図書館蔵)、「四季耕作図絵馬」(武雄市教育委員会蔵・武雄市重要文化財)、「正保絵図確認絵図」(個人蔵/鳥栖市教育委員会寄託(対馬宗家田代領関係資料)・鳥栖市重要文化財)、歌川国芳筆「山海名産尽 肥前国伊万里焼」(佐賀県立博物館蔵)、「天相日記」(個人蔵/嬉野市歴史民俗資料館寄託) ほか

 

7 関連イベント

(1)学芸員によるギャラリートーク

  担当学芸員が展示の内容を詳しく解説します。

  日時 令和8年3月20日(金曜日・祝日)・4月11日(土曜日)・5月10日(日曜日)各日14時~(40分程度)

  会場 佐賀県立佐賀城本丸歴史館 御小書院(特別展示室)

 

(2)第252回歴史館ゼミナール

「さが歴史の道 ―往還し、交わり、続いていく―」

  日時 令和8年3月28日(土曜日)13時30分~15時

  会場 佐賀県立佐賀城本丸歴史館 外御書院(一之間)

講師 秋山 沙也子(本館学芸員)

 

(3)第253回歴史館ゼミナール

「佐賀藩の儒者・草場佩川の唐津紀行」

  日時 令和8年4月25日(土曜日)13時30分~15時00分

  会場 佐賀県立佐賀城本丸歴史館 外御書院

講師 安永 浩(本館企画学芸課長)

   ※ギャラリートーク、歴史館ゼミナールはいずれも事前申込不要です。

 

【参考】主な展示資料

茶地結立涌花鳥模様襴錦
茶地結立涌花鳥模様襴錦(ちゃじゆいたてわくかちょうもようらんきん/中国・明時代(16~17世紀) 公益財団法人鍋島報效会蔵)
初代佐賀藩主・鍋島勝茂(なべしまかつしげ)が長崎から入手したと伝わる繻子織(しゅすおり)の錦。中国明朝で織られたものと考えられますが、双頭の鷲などの意匠には西洋の影響も色濃く表れています。






西海道九ヶ国壱岐対馬絵図
西海道九ヶ国壱岐対馬絵図(さいかいどうきゅうかこくいきつしまえず/天明3年(1783)[文政6年 (1823)補写] 佐賀県立図書館蔵)
江戸時代中期頃の九州の様子がわかる絵図。主要な町や宿駅の位置が藩ごとの記号で示され、その間を結ぶ街道や海道が朱線で表されています。地図の周囲には国別に藩名と石高が明記されています。








正保絵図確認絵図
正保絵図確認絵図(しょうほうえずかくにんえず/元禄13年(1700)写 個人蔵 鳥栖市教育委員会寄託(対馬宗家田代領関係資料)鳥栖市重要文化財)

肥前国の基肄(きい)郡全域と養父(やぶ)郡の東は、江戸時代を通じて対馬藩(藩主:家)の飛び地でした。本資料はその対馬藩域の絵図です。

長崎街道はオランダや中国への窓口であっただけではなく、対馬藩を通じて朝鮮との結びつきをも有していたのです。







長崎港警備図
長崎港警備図(ながさきこうけいびず/江戸時代後期 佐賀城本丸歴史館蔵)
文化元年(1804)、レザノフ率いるロシアの軍艦が長崎に現れ、通商交渉を求めました。本図はこの時の長崎港内を描いたもので、この年の警備当番であった佐賀藩をはじめとした福岡藩や大村藩などの船が海上のロシア船を取り囲む様子、出島や番所、沿岸の集落などが鮮やかな色で描かれています。




天相日記
天相日記 嘉永七年(てんそうにっき かえいしちねん/江口平兵衛著 嘉永7年(1854)個人蔵 嬉野市歴史民俗資料館寄託)
六角道沿いの塩田宿で米や陶磁器を商った江口平兵衛は、天保12年(1841)から安政5年(1858)までの18年間にわたる身辺のできごとを日記にしたためました。ペリーの浦賀来航や安政の江戸での大地震についても書き留められており、街道を介した情報網が庶民層にまで浸透していたことがうかがえます。
 





このページに関する
お問い合わせは
(ID:118479)
佐賀県庁(法人番号 1000020410004) 〒840-8570  佐賀市城内1丁目1-59   Tel:0952-24-2111(代表)     
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.

佐賀県庁(法人番号 1000020410004)

〒840-8570
佐賀市城内1丁目1-59
Tel:0952-24-2111(代表)
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.