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テーマ展「佐賀城を知る」を開催します」

最終更新日:

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令和7年(2025年)10月10日

佐賀県立佐賀城本丸歴史館 企画学芸課

担当者 安永、都留、末次

直通  0952-41-7550

E-mail: rekishikan@pref.saga.lg.jp

 

~江戸時代の佐賀城を描いた絵図など貴重な資料を公開!~

テーマ展「佐賀城を知る」を開催します

佐賀城は、戦国大名龍造寺氏の村中城を拡張し、鍋島(なべしま)(なお)(しげ)とその子(かつ)(しげ)が江戸時代初期に築いた城です。約260年間にわたる江戸時代を通じて、佐賀城は佐賀藩主鍋島家の居城として、また藩政の中心地として機能しました。

江戸時代の佐賀城は、二度の大きな火災に見舞われます。二度目の天保6年(1835年)の火災の後、10代藩主鍋島(なべしま)(なお)(まさ)は最初の火災後に空き地となっていた本丸に、藩の行政機構や藩主の居住空間などを備えた御殿を再建しました。佐賀城本丸歴史館の建物は、この時造営された本丸御殿の一部を復元したものです。

佐賀城本丸歴史館では現在、本丸御殿の未復元のエリア、特に「奥」・「内」と称される藩主らが日常を過ごした空間の実像解明に向けて調査研究を進めており、本年度から発掘調査を実施しています。

本展覧会では、絵図や古文書などにより佐賀城の歩みをたどるとともに、発掘調査を機にさらなる解明が期待される本丸御殿の日常生活空間について、これまでの調査研究の成果などを分かりやすく紹介します。


 

1 会  期  令和7年10月17日(金曜日)~令和8年1月12日(月曜日・祝日)

 

2 開館時間  9時30分~18時00分

 

3 休 館 日  令和7年12月29日(月曜日)~令和8年1月1日(木曜日・祝日)

 

4 会  場  佐賀県立佐賀城本丸歴史館 御小書院(特別展示室)

 

5 観 覧 料  無料


6 主な展示資料

「佐賀城御本丸差図」(公益財団法人鍋島報效会蔵)、「観頤荘図」(公益財団法人鍋島報效会蔵)、「慶長小城内絵図」(本館蔵)、「御城内分間御絵図」(本館蔵)、「鍋島勝茂書状」(佐賀県立図書館蔵・坊所鍋島家文書)、「佐賀城本丸御殿の鬼瓦」(佐賀県立博物館蔵)、「佐賀城本丸御殿跡出土遺物」(佐賀県蔵)

 

7 関連イベント

(1)歴史館ゼミナール

  ・「大名の御殿と庭園 ―肥前地域を中心に―」

日時 令和7年10月25日(土曜日)13時30分~15時

講師 (みや)(ざき)(ひろ)()(本館副館長)

会場  佐賀城本丸歴史館外御書院

料金 無料(事前申込不要)

 

・「歴史と風土が生み出した九州各地の庭園群」

日時 令和7年12月20日(土曜日)13時30分~15時

講師 永松(ながまつ)(よし)(ひろ)氏(南九州大学名誉教授)

会場  佐賀城本丸歴史館外御書院

料金 無料(事前申込不要)

 

(2)佐賀城本丸御殿跡庭園の発掘調査 現地説明会

日時 令和7年11月29日(土曜日)

・10時30分~12時(受付10時~)

・13時30分~15時(受付13時~)

集合場所 佐賀城本丸歴史館御玄関前

料金 無料(事前申込不要)

 

   ※雨天時は佐賀城本丸歴史館内にて発掘調査の概要を解説します。

 

(3)学芸員によるギャラリートーク

日時 令和7年10月26日(日曜日)

11月 9日(日曜日)

12月 6日(土曜日)

  令和8年 1月12日(月曜日・祝日)

 各日 14時~14時30分

会場 佐賀城本丸歴史館 御小書院(特別展示室)

   料金 無料(事前申込不要)

 

 

(4)学芸員がこっそり教えるヒミツのミュージアムツアー
(佐賀さいこうフェスとの連携事業)

 日時 令和7年10月18日(土曜日)、10月19日(日曜日)

 ・11時30分~12時30分

 ・14時30分~15時30分 の各日2回

 定員 各回20名   

 申込 当日申込枠があります。
 (各回の出発時間30分前より受付開始)

 料金 500円

※詳しい内容は、佐賀さいこうフェス公式WEBサイトをご覧ください。

 (https://sagasaiko-art.com/news/2434/

 

※関連イベント等についての詳しい内容は、佐賀城本丸歴史館ホームページをご覧ください。

https://saga-museum.jp/sagajou/

 

【参考】主な展示資料

 画像1

慶長小城内絵図(けいちょうしょうじょうないえず)

江戸時代後期(景観年代は江戸時代初期)

本館蔵

    築城当初の佐賀城の様子を描いた平面図。城内外の建物は俯瞰で表現され、中でも本丸の天守や御殿はひときわ大きく描かれています。














 画像2

佐賀城御本丸差図(さがじょうごほんまるさしず)

天保6年(1835年)

公益財団法人鍋島報效会蔵

    10代藩主鍋島直正が主導した本丸御殿再建の計画図で、部屋や施設の名称なども細かく記されています。

 

 画像3

観頤荘図(かんいそうず)                                                

江戸時代、公益財団法人鍋島報效会蔵

3代藩主鍋島綱茂が佐賀城の南西に設けた別荘「観頤荘」を描いた図。広大な庭園に池・滝・築山や茶屋・楼閣などが配され、城内から聖堂も移されました。



 画像5

 杏葉紋鬼瓦(じょうようもんおにがわら)

 天保8年(1837年)、佐賀県立博物館蔵

佐賀城本丸御殿に葺かれていたと伝わる鬼瓦。鍋島家の家紋である杏葉紋(ぎょうようもん)が中央にあしらわれています。天保期の御殿再建の際に造られたもので、側面に「天保八酉三月」と刻まれています。

 

 

画像6

佐賀城本丸御殿出土遺物(ほんまるごてんしゅつどいぶつ)

江戸時代~明治期、佐賀県蔵

佐賀城本丸跡の過去の発掘調査で出土した遺物。鍋島焼などの陶磁器や硯(すずり)、奥の女性を思わせる簪(かんざし)などからは、御殿での暮らしぶりがうかがい知れます。


 

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