
令和7(2025)年7月1日 広報広聴課 フィルムコミッション担当 担当者 楢崎 内線 1160 直通 0952⁻25-7296 E-mail saga-fc@pref.saga.lg.jp |
今年20周年の佐賀県フィルムコミッションが、第11回JFCアウォードで最優秀賞を受賞!マレーシア人気ドラマのシーズン2配信も決定!

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第11回JFCアウォード授賞式の様子 | 『From Saga, With Love』シーズン2 |
今年で設立20周年を迎える、映画・ドラマ等のロケ誘致・支援に取り組む佐賀県フィルムコミッションは、2025年6月26日(木曜日)に兵庫県神戸市で開催された第11回JFC(ジャパン・フィルムコミッション)アウォードにおいて、「マレーシア作品誘致による県の知名度向上」が、最優秀賞を受賞しました。
これは、2023年と2024年に佐賀県内で撮影したマレーシアドラマ『From Saga, With Love』の誘致活動とこれを活かしたプロモーションにより県の知名度向上に繋げた当フィルムコミッションの積極的な取組みが評価されたものです。
JFCアウォードは、全国各地で優れたロケーション資源の開発や市民と一体となった撮影支援、映像作品の活用による地域活性化を目指して活動するフィルムコミッション等を表彰する取組みです。
当フィルムコミッションとしては、第1回(2015年)にタイ映画『Timeline』で最優秀賞、第5回(2019年)に「タイ・フィリピンにおける佐賀県の認知度向上と交流拡大施策」で優秀賞を受賞して以来、6年ぶり3回目の受賞で、最優秀賞としては10年ぶり2回目の受賞となります。
また、昨年秋より『From Saga, With Love』シーズン1の日本語字幕版とデジタルロケ地マップを国内で配信・公開しておりますが、シーズン1の3倍となる8市町30ヵ所の県内ロケが行われたシーズン2の日本語字幕版とデジタルロケ地マップも、今年の秋から配信・公開することとなりました。
当受賞とシーズン2配信を受け、マレーシアと佐賀のつながりをより強いものとし、更なる交流を促進してまいります。
最優秀賞 受賞者/受賞作品
佐賀県フィルムコミッション / 「マレーシア作品誘致による県の知名度向上」
受賞理由
新たな撮影誘致先としてマレーシアへの営業に力を入れ、初のイスラム圏制作チームへ粘り強く対応したことで初のマレーシア作品『From Saga, With Love』の誘致に成功。佐賀県色を強めてもらえるよう、シナハンのために脚本家、監督等を佐賀に招聘。
撮影では県内の特産品や地域をPRするシーンが追加された。さまざまな取り組みを受けて、マレーシアを中心に「SAGA」の知名度が急上昇。
これを受け、2024年の佐賀県のマレーシア人宿泊者数は前年比197.9%を記録。コロナ前と比較しても125.3%増となり、FCが中心となって県とマレーシアの国際間を繋げ、地域経済の活性化に貢献させたことが大きく評価された。
第11回JFCアウォード結果
ノミネートされた 18団体の中から、最優秀賞1団体、優秀賞 4 団体が決定。
*複数団体連名で応募の際は、1団体としてカウント
【最優秀賞】佐賀県フィルムコミッション / マレーシア作品誘致による県の知名度向上
【優秀賞】
(1)小豆島フィルムコミッション / ドラマ・映画『からかい上手の高木さん』
(2)富山県ロケーションオフィス / 映画『正体』
(3)いばらきフィルムコミッション / 映画『はたらく細胞』
(4)かくのだてFC、だいせん大曲FC、あきたロケ支援ネットワーク、千葉県柏市 / 映画『室井慎次 敗れざる者』、『室井慎次 生き続ける者』
JFC(ジャパン・フィルムコミッション)について
全国の FC やロケ支援団体並びに製作関係団体・個人など約 160の会員からなる日本で唯一の映像支援団体のネットワーク組織で、日本の撮影環境の発展と地域振興を目的に、国内外の映画・映像作品の製作支援をはじめ、FC 等の人材育成支援、映像産業の振興、映像文化の普及、文化観光の振興、地域資源の評価などの資する事業等を行う組織です。
全国各地で優れたロケーション資源の開発や市民と一体となった撮影支援、映像作品の活用による地域活性化に向けて日々奔走するFC等を表彰するもの。
第11回JFCアウォードの詳細は、JFCホームページをご覧ください。
マレーシアドラマ『From Saga, With Love』作品概要

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『From Saga, With Love』シーズン1 | シーズン1のデジタルロケ地マップ |
【作品タイトル】『From Saga,With Love(フロム・サガ・ウィズ・ラブ)』
【作品ジャンル】ラブコメディ/ドラマ
【話数】1話30分×10話
【佐賀ロケ期間】2023年6月7日(水曜日)~21日(水曜日)
【佐賀ロケ地】6市町10ヵ所(佐賀市、唐津市、武雄市、嬉野市、吉野ヶ里町、有田町)
【反響】2023年9月21日(木曜日)に東南アジア最大級の映像配信「Viu」で16の国や地域で配信。Viuマレーシアで2ヶ月間連続1位。配信2ヶ月後の11月に続編撮影が決定。
【監督】Umi Salwana(ウミ・サルワナ)
【ストーリー】いつも夢みがちな主人公・カルマは、女優でインフルエンサーとしても活躍するビアンカと、そのボーイフレンドでカメラマンのボブと共に日本の佐賀に行く仕事を得る。カルマは日本語が話せないにも関わらず、この仕事欲しさに嘘をついて、何も知らない日本にツアーガイドとして参加することになった。幸運なことに、佐賀に住む陶芸家見習いのマレーシア人・シャムと出会い、彼の手助けもあり旅は続いていく。文化や個性がぶつかり合う、一癖も二癖もある4人の旅は、それぞれの思惑で進んでいく・・
【国内プロモーション】2024年10月1日からABEMAで日本語字幕版を配信&デジタルロケ地マップ公開
マレーシアドラマ『From Saga, With Love2』作品概要

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『From Saga, With Love』シーズン2 |
【作品タイトル】『From Saga, With Love2』
【作品ジャンル】ラブコメディ/ドラマ
【話数】1話30分×10話
【佐賀ロケ期間】2024年5月16日(木曜日)~6月4日(火曜日)
【佐賀ロケ地】8市町30ヵ所(佐賀市、唐津市、嬉野市、鹿島市、鳥栖市、基山町、有田町、玄海町)
【公開】2024年10月17日(木曜日)に東南アジア最大級の映像配信「Viu」で16の国や地域で配信。Viuマレーシアで1ヵ月連続TOP5入りするほか、シーズン1も同時にTOP10にランクイン。
【監督】Umi Salwana
【ストーリー】前作に続き、主要4人の登場人物、ビアンカ、シャム、ボブ、カルマはそれぞれの道を、それぞれの生き方で歩んでいた。ビアンカ(女性)は一人日本で学ぶため佐賀大学に進学し、勉学に励んでいる。それ以外の仲間もあるきっかけで再び佐賀に集結する事になる。そして再び佐賀で様々なドラマが繰り広げられるロマンチックコメディー。
【国内プロモーション】2025年秋に日本語字幕版を配信サイト公開&デジタルロケ地マップ更新予定。

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劇中に登場する「いちごさんバルーン」 | メインロケ地「乃利陶窯(のりとうがま)」での集合写真 |
マレーシアドラマ誘致及びプロモーションによる観光誘客結果
マレーシア人の佐賀県宿泊客数が、前年比197.9%増(全国の前年比は118.5%)。
(佐賀県実績)2019年:1,500人、2022年:190人、2023年:950人、2024年:1,880人
データ参照元:観光庁 宿泊旅行統計調査より
2005年に佐賀県庁内に設立。今年で20周年。映画、ドラマ、CM、プロモーションビデオやWeb動画などの映像コンテンツのロケ誘致を行い、地域と一体となった映像作品づくりを支援し、また映像を通じた佐賀県の情報発信を行っています。
映画やドラマづくりに地元の方が参加し、楽しんでもらうことで地域活性化や話題づくりを促進し、その映像作品を通じて地元の方が改めて佐賀の良さを再認識したり、新たな魅力の掘り起こしにつなげたりすることも重要な目的のひとつです。
また、地域へ映像文化の定着支援として、若手クリエイターの育成のお手伝い、各種映画祭の支援など映像文化に触れる機会の創出・提供のお手伝いなどを行っています。