ご意見
自衛隊目達原駐屯地から毎日ヘリコプターが私の家の上を毎日飛行している。寝ている時にヘリコプターが自宅に墜落してこないか毎日心配だ。自衛隊のヘリコプターは山の上か、川の上などルートを飛ぶよう県から要請して頂きたい。
オスプレイは有明海を飛ぶよう要請して頂きたい。また、墜落事故が発生した場合は、補償と責任をとって頂きたい。
担当課の回答(令和7年5月29日)
ヘリコプターの一般的な飛行方式である有視界方式では、目的地への飛行ルートに関してはパイロットの判断に委ねられ、場周経路(じょうしゅうけいろ)※外に定まったルートはありません。ただ実際の飛行にあたっては、河川や高速道路など識別が容易な地形等を参考とし、高度300メートル以上を確保するとともに、地域の実情を踏まえ、必要に応じて住宅地、市街地や病院等の上空の飛行を制限する措置が講じられていると承知しています。その点、令和7年7月9日に開設が予定されている佐賀駐屯地(仮称)においては、佐賀空港の北側には住宅地などが所在しているため、騒音の面で負担を生じさせないよう、空港の南側(有明海側)を基本として飛行するとの説明を受けております。
また、御心配されている補償につきましては、自衛隊機を原因とする事故等が起きた場合、国の責任において行われるものであると承知しています。防衛省もこれまで住民説明会等において、まずは損失や損害を与えないよう万全の対策を講じることが大前提であるとした上で、万が一、自衛隊機の運用や駐屯地の管理運営に帰する損失や損害が発生した場合、関連法令等に基づき、その損失や損害を責任を持って補償、賠償するなど、適切な措置を講じる旨を説明しているところです。
飛行の安全は何より大切です。ただ、何事にも100%安全という安全神話は存在せず、安全性については常に追求していかなければならないと考えています。今後も防衛省に対して安全性について常に追求していくように求めていきます。
※場周経路(じょうしゅうけいろ)
円滑な離陸、着陸のために滑走路周辺に設定される経路で、自衛隊機が離陸、着陸を行う場合にも、当該経路を経由して行われる。
政策部駐屯地調整室
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