佐賀県総合トップへ

令和7年度第1回佐賀県環境放射能技術会議

最終更新日:

 

 開催した会議の名称

令和7年度第1回佐賀県環境放射能技術会議

 開催日時

 令和7年5月19日(月曜日)14時00分から16時25分まで

 開催場所

(所在地)佐賀市天神2丁目1-36

(会場名)ホテルグランデはがくれ 1階 ハーモニーホールB

 出席者

【委員】

 出光委員、岡﨑委員、杉原委員、續委員、中島委員、松山委員、守田委員、横山委員、渡辺委員

【事務局、関係者】

 ○佐賀県[高木課長(原子力安全対策課)、江口所長(環境センター)他13名]

 ○玄海町[藤松係長(防災安全課)他1名]

 ○唐津市[1名]

 ○九州電力[畠埜原子力管理部長(原子力発電本部)他9名]

 ○原子力規制庁[木下所長(玄海原子力規制事務所)他2名]

 会議の公開・非公開 公開
 会議非公開の理由 -
 会議の概要

【議事事項】

○環境放射能調査結果及び関連補足事項について、資料1-1-1から資料1-1-5(令和6年度第4四半期分)及び資料1-2(令和6年度年間分)を用いて説明した。

・横山委員から、資料1-1-4に関連して、液体放射性廃棄物の放出頻度について質問があり、九州電力から、常時放出ではなくタンクに一定貯蔵し、適宜放出していると回答した。

・横山委員から、資料1-1-5について、放水口モニタ検出器の更新前後の並行測定の実施の有無について質問があり、九州電力から、並行測定はしておらず、更新前後の測定結果の比較をしていると回答した。

・横山委員から、資料1-2に関して、放射能分析結果のうちCs-137等の検出について、原因の推定方法に関して質問があり、県から、過去の核実験や原発事故後の測定値の推移やその他の要因調査を行い、バックグラウンドレベルで検出されるCs-137等については、その他の要因がなければ過去の核実験等の影響によるものと推定していると回答した。

○資料1-3及び資料1-4の温排水影響調査について、意見はなかった。

 

【報告事項】

○資料2について九州電力から説明した。

・横山委員から、タービン弁ステムフリーテストについて質問があり、九州電力から補足説明を行った。

 

【その他】

○資料3-1について九州電力から説明した。

・續委員、松山委員、横山委員及び渡辺委員から、ホールボディカウンタでは確認できないβ線放出核種のトリチウムによる内部被ばく評価について質問があり、九州電力から、一次冷却材の核種分析及びホールボディカウンタの結果をもとにγ線放出核種及びトリチウムは体内に取り込んでいないと判断していると回答した。

 この点について、渡辺委員から、一次冷却水中の核種分析結果及びホールボディカウンタの検出下限からトリチウムの取り込み最大量を見積もり、それをもとに内部被ばくの最大量を推定する説明のほうがよいのではないかとの意見があった。

・横山委員から、β線放出核種を多く含むものを体内に取り込んだ場合などはバイオアッセイを実施する判断も必要ではないかとの意見があった。

・本件については、委員からの意見を踏まえ評価方法を再検討し、次回の会議で九州電力から説明することとした。

○資料3-2について九州電力から説明した。

・杉原委員から、報告事案の汚染源について質問があり、九州電力から、原子炉容器上部ふたの内面に付いていた放射性物質を取り込んだことから、汚染源は一次冷却材系統の放射性物質であると回答した。

 また、杉原委員から、もっと早く核種分析を行い、トリチウムが含まれるのであればバイオアッセイをするといった方針を早めに決めておくべきだとの意見があり、九州電力から、原因調査及び対策を踏まえ、社内の判断基準を明確にする必要があればしっかりと対応していくと回答した。

・横山委員から、電離則に基づく医師の診断を受ける判断基準について質問があり、九州電力から、電離則の中では具体的な値はなく、社内規定に基づき医師の診断を受けることとしていると回答した。

・本事案については、次回会議にて改めて九州電力から報告することとした。

 会議の資料

 佐賀県環境放射能技術会議 次第 別ウィンドウで開きます(PDF:95キロバイト)

 佐賀県環境放射能技術会議 出席者名簿【会議後修正】 別ウィンドウで開きます(PDF:125.3キロバイト)

   資料1-1-1 玄海原子力発電所周辺環境放射能調査結果(令和7年1月~3月) 別ウィンドウで開きます(PDF:2.79メガバイト)

   資料1-1-2 モニタリングポスト等の指示値上昇に伴う調査結果について 別ウィンドウで開きます(PDF:714.9キロバイト)
   資料1-1-3 モニタリングポスト田野局の移設について 別ウィンドウで開きます(PDF:612.8キロバイト)
   資料1-1-4 海水試料のトリチウム測定結果について 別ウィンドウで開きます(PDF:325.8キロバイト)
   資料1-1-5 玄海原子力発電所3,4号放水口モニタ検出器及び計測装置の取替について(報告) 別ウィンドウで開きます(PDF:1.1メガバイト)
   資料1-2 玄海原子力発電所周辺環境放射能調査結果(令和6年4月~令和7年3月) 別ウィンドウで開きます(PDF:3.67メガバイト)
   資料1-3 令和6年度温排水影響調査結果 別ウィンドウで開きます(PDF:1.15メガバイト)
   資料1-4 玄海原子力発電所周辺海域環境調査結果(案)(令和6年度分) 別ウィンドウで開きます(PDF:1.07メガバイト)
   資料2 玄海原子力発電所の運転状況等について 別ウィンドウで開きます(PDF:1.3メガバイト)
   資料3-1 佐賀県環境放射能技術会議でのご質問について(ご回答) 別ウィンドウで開きます(PDF:225.2キロバイト)
   資料3-2 玄海原子力発電所3号機における法令報告値を下回る微量の放射性物質の体内への取り込みについて(令和7年5月11日 九州電力プレスリリース資料) 別ウィンドウで開きます(PDF:212キロバイト)
 問い合わせ先   担当課 県民環境部 原子力安全対策課

 電話  0952-25-7081(直通)

 FAX  0952-25-7269

 E-mail genshiryokuanzentaisaku@pref.saga.lg.jp

 

このページに関する
お問い合わせは
(ID:114178)
佐賀県庁(法人番号 1000020410004) 〒840-8570  佐賀市城内1丁目1-59   Tel:0952-24-2111(代表)     
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.

佐賀県庁(法人番号 1000020410004)

〒840-8570
佐賀市城内1丁目1-59
Tel:0952-24-2111(代表)
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.