佐賀県では、事業者が商品やサービスの価値にふさわしい価格設定を行い、収益力を向上させ設備投資などの好循環に繋げるために、モデル事業者を選定し、それぞれの事業者にあった専門家等とともに、価値に見合った価格設定に必要な戦略などについて研究を行いました。
【事業の背景・目的】
佐賀県には、歴史やモノづくりの文化が根付く「本物」がありますが、その本物の価値の伝え方や価値に見合った値付けが課題になっています。
県内の飲食店の中では、多忙な従業員の負担を減らす観点から、商品の磨き上げを行った上でとその価値にふさわしい価格にしたところ、客足は変わらず収益が上がったことから、賃上げや生産性向上のための設備投資へ繋がった好事例も出てきております。県では、このような好事例を多く生み出すため、モデル事業者への専門家派遣とともに関係機関も伴走し、価値にふさわしい値付けに向けて取り組んでいます。
【事業概要】
モデル事業者への中小企業診断士など関係機関による伴走支援
・モデル事業者に合った中小企業診断士を派遣し、5回程度のワーキング実施。
・ワーキングの内容は、原価計算、価値の洗い出しや価値の見せ方や伝え方、値付け戦略などについてディスカッション
【モデル事業者】
■元祖𠮷野屋(白玉饅頭)
明治15年創業、佐賀・川上峡で140年以上続く白玉饅頭の老舗。
佐賀県産の米と北海道産小豆を使い、今も多くの工程を職人が手作業で仕上げる
昔ながらの製法を守っています。
素朴で奥深い味わいと、もちもちした歯切れの良さが特徴で、
由緒ある献上菓子をルーツに持つ歴史ある銘菓として親しまれています。
<担当の中小企業診断士>
会社員時代にマーケティングの実務経験から販売促進、売上向上、収益改善などを専門にしており、こ
れまで、鉄工所、酒造メーカーや有田の窯元など多様な業種への支援実績があり経験が豊富。県が取り
組んでいる価格転嫁伴走支援においても焼き物などの伝統工芸品分野の支援を行っている。