続きまして、有田焼を「見る」「使う」“特別な体験”が8月11日に九州陶磁文化館でスタートしますということが決まりました。
1つは、九陶の館内で「人間国宝と三右衛門展」を9月25日まで実施します。もう1つは館外で特別な食の提供ということで、これは例の三右衛門ですとか、人間国宝の皆さん方の器でご飯を食べるという企画が、せんだってもお話させていただいたところでありますが、それを館の外で、前庭といったところで11月27日まで、実際、立派な器ですけれども、使うことに意義があるということで、ミュージアムならぬユージアムという名前でやっていくということであります。
まず、先に館内のほうですが、“特別な”企画展という、佐賀県が誇る人間国宝と歴代三右衛門の代表作を展示するという46日間になるわけでありまして、佐賀県が誇るラインナップで特別展示をやっていきたいと思っております。
もう1つは、外のスペースを使いまして、有田焼の作品を目で見て楽しむ、そして、それに加えて佐賀県が誇る人間国宝や三右衛門の作品を実際に使える、そして、使い方を提案する、そういう仮設のユージアムをつくって、ふだんであるとなかなか手にできない器を使って佐賀の食とコラボさせていきたいと思っている108日間です。
大体30から40席程度で、食器がポイントで人間国宝と三右衛門の器で、今それぞれ頑張ってつくっていただいているところです。
メニューも今考えておりますけれども、今「朝ごはんプロジェクト」もやっておりますし、佐賀の朝ご飯であったり、佐賀のランチ、佐賀のスイーツとリンクとか、できるだけ、難しいところであまり中が主役になってもいけない、器が余りにも立派過ぎるので、その辺のバランスに今苦慮しているところでありまして、本当に立派なもののコラボができるような形で今一生懸命みんなで考えているところでありますので、乞ご期待というところです。なかなかこういう機会はないので、できる限り日本中、世界中の皆さん方に、ぜひ味わって、知っていただきたいと思っております。
さらに、「メゾン・エ・オブジェ」、これは、今年の1月、だから、3カ月前にフランスのパリの見本市で行われたものでありまして、ビートたけしさんと隈研吾さん、佐藤可士和さんと奥山清行さんと、この4人の展示が実現して、非常に好評を博したわけですけれども、いわゆる凱旋帰国展ということで、これを九陶で7月1日から7月18日まで実施したいと思っておりますので、これも多くの方にぜひ参加いただきたいと思います。変わった器とか、おもしろいコンセプトで作品ができておりますので、皆さんいろいろわくわくするようなものになると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
まとめますと、こういったスケジュールで百年に一度やってくる400年記念といったものについてのイベントをやっていくことによって、県とすると新しいエピソード2というところでの世界に向けたリブランディングをやることとあわせて、この機会にぜひ有田のほうにお越しいただいて、実際、有田焼がどういうもので、どういうまちづくりをしているのかといったことも体感していただくということとセットでやる年にぜひしたいと思っております。
ぜひ特別な体験を有田で行っていただくように、皆さんと協力してPRしていきたいと思っております。