(3) 「アルコール」との上手なつきあい方
職場でのお酒の席や、家庭での晩酌などの適度な飲酒は、気持ちがリラックスできて楽しいもの。しかし、度を超えた多量の飲酒は体に害を及ぼすだけでなく、うつ病を引き起こし自殺のリスクを高めるとも言われています。
厚生労働省によると、アルコール依存症の人はそうではない人と比較して自殺の危険性が約6倍高いとされています。また、自殺の直前に飲酒する割合が高いことも知られています。
厚生労働省が提唱する「節度ある適度な飲酒」は、純アルコールで1日約20g程度。適正飲酒量を守って節度ある飲酒を楽しみましょう。
「節度ある適度な飲酒」とは?
「10gのアルコールを含む飲料を1ドリンク」と定義したとき、純アルコールで1日に約20g、つまり2ドリンクが適度な量となります。下の表を参考に、飲みすぎには注意しましょう。
酒類と量 |
ドリンク数 |
ビール大ビン
633ml1本 |
2.5 |
ビール大ジョッキ
600ml1杯 |
2.4 |
ビール中ビン
500ml1本 |
2.0 |
ビール中ジョッキ
400ml1杯 |
1.6 |
缶ビール・発泡酒
350ml缶1本 |
1.4 |
ウィスキー
ロック1杯(80ml) |
2.8 |
ウィスキー
ダブル1杯 |
2.1 |
ウィスキー
シングル1杯 |
1.0 |
ビール・発砲酒
コップ180ml1杯 |
0.6 |
泡盛(30%)を生地で
コップ180ml1杯 |
4.3 | |
酒類と量 |
ドリンク数 |
日本酒1合 |
2.2 |
焼酎(25%)を生地で
コップ180ml1杯 |
3.6 |
焼酎お湯割り濃い目
(6時4分)コップ1杯 |
2.2 |
焼酎お湯割り(5時5分)
コップ1杯 |
1.8 |
焼酎お湯割り薄目(3時7分)
コップ1杯 |
1.1 |
缶酎ハイ(8%)
350ml缶1本 |
2.2 |
缶酎ハイ(6%)
350ml缶1本 |
1.7 |
缶酎ハイ(8%)
250ml缶1本 |
1.6 |
ワインをワイングラス
(120ml)1杯 |
1.2 |
梅酒シングル
(30ml)1杯 |
0.3 | |
※ 国立病院機構 肥前精神医療センター 杠岳文 編集「知っていますか?アルコールのこと」より