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国登録(建造物の部)03

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国登録有形文化財(建造物)の部 

 

登録文化財 天山酒造(てんざんしゅぞう

明治蔵及び大正蔵、昭和蔵、旧精米所縦型水車及び水路 3件

平成15年7月17日告示
小城市小城町
建築物



 天山酒造は、文久元年頃から製粉製麺業を営み、明治8年に酒造業を創業した。明治蔵は桁行8間、梁間3間で、その北及び東に大正蔵が増築されたことで全体として大規模な酒蔵(桁行30間、梁間12間)となった。さらに大正蔵と平行して桁行30間、梁間7間の昭和蔵が建てられた。敷地北側には旧精米所が残っており、祇園川の水を利用して精米を行っていた当時の水路、取水口及び立型水車が残っている。

天山酒造

天山酒造

 

 

 

 

 

 

 

登録文化財 旧杵島炭坑大鶴鉱業所第二坑口(きゅうきしまたんこうおおづるこうぎょうしょだにこうぐち)

1件

平成16年6月24日告示
唐津市肥前町
その他工作物


旧杵島炭坑大鶴鉱業所第二坑口
 旧杵島炭鉱大鶴鉱業所第二坑口は、石炭搬出のため建造されたもので、コンクリート造りで、坑門と約7メートルの坑道からなる。
 当地の炭鉱開発は明治初期に始まるが、昭和9年に香春鉱業株式会社の経営となり、さらに昭和11年に杵島炭鉱株式会社に買収され、杵島炭鉱大鶴鉱業所となり、本格的な採掘が行われるようになった。
 昭和32年に閉山し、関連施設のほとんどが無くなった現在、往時の炭鉱施設の一端を今に伝える構造物である。

 

 

登録文化財 富久千代酒造(ふくちよしゅぞう)

一号蔵、精米所、麹室 3件

平成16年11月29日告示

鹿島市浜町
建築物


富久千代酒造
 一号蔵は寄棟造、桟瓦葺の2階建酒蔵で、南面に2間半幅の下屋を付ける。内部は1階が仕込蔵で、西側が槽場、2階が倉庫、下屋が製品倉庫に充てられている。
 精米所は一号蔵東妻面の北寄りに西妻面を接して建っている。切妻造、桟瓦葺の木造平屋建で、造り酒屋の酒造場に欠くことのできない施設のひとつである。
 麹室は一号蔵の北方に位置する。切妻造、桟瓦葺の木造平屋建で、内部には麹室を2室設け、東面に下屋を差し掛ける。

  

 

登録文化財 肥前浜宿継場(ひぜんはましゅくつぎば)

主屋1件

平成16年11月29日告示
鹿島市浜町
建築物


肥前浜宿継場
 この建物は、旧長崎街道多良往還沿いに建っており、宿場での人馬の継立などの業務が行われていたことから、「継場」と称されるようになった。往還に南妻面を見せた間口4間半の妻入商家で、1階の表構えは揚戸の形式とし、2階は小庇付きの窓2箇所を開ける。内部は東側を土間に充て、西側にミセ、チャノマ、ザシキを一列に並べ、土間奥をカマヤとする。

 

 

 

登録文化財 呉竹酒造(くれたけしゅぞう) 

主屋、一番蔵、東の蔵 3件

平成16年11月29日告示
鹿島市浜町
建築物


呉竹酒造
 呉竹酒造主屋は旧長崎街道多良往還に南面して建つ。入母屋造、桟瓦葺、妻入の2階建で、東面下屋部は事務所とし、玄関通り土間西側には4室を一列に並べる。棟梁は坂井武八で、欅など「各地名材」を用いる。
 一番蔵は主屋の東に棟を並べて建つ。南北棟、入母屋造、桟瓦葺、妻入の2階建酒蔵で、中央を作業場とし、主屋寄りの西側に米洗所・釜場などを配し、東面に東西棟の精米所と南北棟の麹室を付属する。
 東の蔵は主屋及び一番蔵の北方に位置し、敷地北辺道路に沿って東西棟で建つ。切妻造、桟瓦葺、平入の2階建仕込蔵で、西側を貯蔵庫と分析試験室、東側を槽場に充てる。北面外部は高い腰部を縦板張、上部を白漆喰として小窓を3段に開ける。

 

 

登録文化財 桑原家住宅(くわはらけじゅうたく)

主屋1件

平成17年8月2日告示
武雄市朝日町
建築物


桑原家住宅
 この建物は、旧長崎街道(国道498号)に東面して建つ妻入り町家で、建築当初は呉服屋、その後は住宅や薬局として使用された。桁行9間、梁間5間、切妻造、桟瓦葺の木造2階建で、建築当初の間取りがよく残されている。
 東西に細長い敷地で、間取りは南側に土間を通し、北側に店、納戸、あがり口(客入り口)があり、仏間、茶の間、座敷などを並べる。階上は塗り込めるが、2階北側に客座敷などを設け、奥に板張りの大部屋など配する。棟木墨書により「棟梁橋口徳五郎」および明治15年の建築であることが判明した。

 

 

登録文化財 矢野酒造(やのしゅぞう)

主屋、離れ、旧精米所、東蔵、中蔵、西蔵、麹室 7件

平成18年8月24日告示
鹿島市大字高津原
建築物



 矢野酒造は、JR肥前鹿島駅に近い旧長崎街道多良往還に東面して建つ。
 主屋は、間口6間の木造二階建て、入母屋造、桟瓦葺で、二階外壁は白漆喰塗りである。内部南側に通り土間を配し、北側の表を土間の事務所とする。また、接客用として木造二階建の離れがある。
 旧精米所は主屋の南に並んで建ち、木造平屋建て、白漆喰塗りである。東蔵、中蔵、西蔵は並んで建っており、いずれも木造二階建て、切妻造り、桟瓦葺である。麹室は煉瓦造及び木造平屋建で、切妻桟瓦葺の屋根を架ける。

矢野酒造

矢野酒造

 

 

 

 

 

 

 

登録文化財 飯盛酒造(いいもりしゅぞう) 

主屋、一号蔵及び二号蔵、三号蔵、麹室、煙突 5件

平成18年8月24日告示
鹿島市古枝
建築物



 飯盛酒造場はJR肥前浜駅からの市道が通称「酒蔵通り」に突き当たる地点に建つ。
 主屋は間口10間半の木造二階建、入母屋造、桟瓦葺である。東側土間部の外壁は塗屋造で、西側の居室部は真壁造である。v
 一号蔵は桁行10間、梁間6間の土蔵造2階建で、かつては仕込蔵であった。二号蔵は麹室増築時に、一号蔵と麹室を繋ぐために増築されたものである。 三号蔵はもと槽場及び瓶詰め場であった。麹室は煉瓦造平屋建で、切妻造、桟瓦葺の洋風トラス小屋組みの屋根を架ける。煙突は高さ9mの煉瓦造で、以前の銘柄「玉の香」の文字が残る。

飯盛酒造

飯盛酒造

 

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