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県指定(無形文化財の部)01

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■佐賀県重要無形文化財の部■

 

県重要無形文化財(工芸技術) 陶芸染付和紙染(とうげいそめつけわしぞめ)

【指定日】平成6年(1994年)3月31日
【保持者】江口勝美(武雄市東川登町永野)
【種別】無形文化財(工芸技術)

陶芸染付和紙染(江口勝美)
 江口勝美氏は、伝統的技術を現代感覚を踏まえて受け継いでおり、日本特産の手すき和紙を用いた和紙染技法により装飾を行う仕事は、優れた芸術性をもっている。
 作品の原材料には、天草陶石を主として用い、胎土を轆轤、または型打ちにより形成した後、削り、あるいは水ぶきにより素地仕上げを行う。作品によっては、さらに彫り等の素地装飾を施す。素焼きした磁胎面には、瓢箪墨で文様描いた和紙(仲たち紙)をあて、呉須や酸化鉄により濃みを施し、さらに和紙の重ねにより、色彩に微妙なコントラストを表現する。
 
 

県重要無形文化財(工芸技術) 名尾紙(なおがみ)

【指定日】令和2年(2020年)4月30日
【保持団体】名尾紙保存会(会長 谷口祐次郎)佐賀市大和町大字名尾
【種別】無形文化財(工芸技術)

名尾紙

名尾紙の生産は元禄(げんろく)年間(ねんかん)(1688~1704)まで遡る。耕地が少なく農家の生活が困難であるのを憂いた納富(のうどみ)(よし)(すけ)が、筑後溝口村で(そう)日源(にちげん)の教えを受け、農家の副業として村民に伝えたのが名尾紙の始まりである。

 名尾地区は脊振山(せふりやま)に源を発する田中川や名尾川沿いに位置し、手漉き和紙生産に欠かせない良質の水を確保することができる。また、繊維が太く長い梶を原料とした紙は、地合がよくしまり、紙面に毛羽立ちが生じにくく、極めて強靭であり、紙色や紙肌にもその特色がよく発揮され、強靭性が特に求められる障子紙・提灯紙・傘紙などが生産された。こうした名尾紙の特色は、吟味精選された原材料の製造をはじめ、入念な伝統技術を駆使したものである。純生漉きの和紙としてその価値は高い。
 

 

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