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県指定(美術工芸品の部)02

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佐賀県重要文化財(美術工芸品)の部 

佐賀県重要文化財 肥前鐘(永和二季丙辰八月吉日の銘あり)(ひぜんしょう(えいわにきひのえたつ8がつきちじつのめいあり)

昭和36年3月24日指定
唐津市相知町黒岩字宇土 医王寺
工芸品


肥前鐘(永和二季丙辰八月吉日の銘あり)
 肥前鐘は鎌倉時代後期から南北朝にかけて肥前国上松浦山下庄で鋳造された銅鐘で、現在全国に6口の存在が知られ、県下ではこの1口だけである。
 銘文によると永和2年(1376)鋳造され彼杵庄父賀志村宇都宮(現在佐世保市宮村神社)に奉納されたものである。総高83.2cm、鐘身高82cm、口径49.5cm。

 

 

佐賀県重要文化財 短刀(肥前國住藤原忠廣 寛永八年八月日の銘あり)(たんとう(ひぜんのくにふじわらただひろ かんえい8ねん8がっぴのめいあり))

昭和42年4月22日指定
佐賀市松原二丁目 佐嘉神社
工芸品


短刀(肥前國住藤原忠廣 寛永八年八月日の銘あり)
 初代忠吉の晩年の代表作で、数少ない短刀の一つ。寛永8年(1631)の銘がある。
 この短刀は佐賀10代藩主鍋島直正が愛用したものといわれ、中心に「閑叟所持」の金象嵌銘がある。佐嘉神社に奉納されたもので、御神刀とされる。
 長さ 29.6cm 反り 0.1cm。

 

 

 

 

佐賀県重要文化財 絹本著色八字文殊菩薩騎獅図(けんぽんちゃくしょくはちじもんじゅぼさつきしず)

昭和46年3月28日指定
佐賀市城内一丁目15-23(県立博物館)
絵画


絹本著色八字文殊菩薩騎獅図
 鹿島市の誕生院は、新義真言宗の開祖と仰がれる興行大師覚鑁上人(1095~1143)誕生の地にちなみ、応永12年(1404)、足利義満の発願によって創建されたとされる。
 誕生院本は、縦91.8cm、横36.5cm。八髻は確認できないが宝冠中に八化仏を戴く壮年像で、全身に衣を纏い、左手に蓮華の上にのせた梵篋を執り、獅子上の蓮華に左右を踏み下げて半跏趺坐する。
 南北朝時代の作例と考えられる。

 

 

 

佐賀県重要文化財 刀(銘肥前國住藤原忠廣 寛永七年八月吉日)(かたな(めいひぜんのくにじゅうふじわらただひろかんえい7ねん8がつきちじつ)

昭和48年4月23日指定
佐賀市松原二丁目5-22 公益財団法人鍋島報效会
工芸品


刀(銘肥前國住藤原忠廣 寛永七年八月吉日)
 忠吉は元亀3年(1572)龍造寺家の抱工橋本道弘の子として生まれ、慶長元年(1596)上洛、埋忠明寿に学び同3年(1598)帰郷して鍋島藩の抱工となる。
 この刀は佐賀初代藩主鍋島勝茂の佩刀といわれる。


 長さ75.6cm、反り1.2cm。

 

 

 

 

 

佐賀県重要文化財 仏具類(戒体箱・説相箱・如意)(ぶつぐるい(かいたいばこ・せっそうばこ・にょい) 

昭和49年2月25日指定
佐賀市大和町大字川上 実相院
工芸品


仏具類(戒体箱・説相箱・如意)
 実相院には、密教の儀式の際に使われる仏具「戒体箱一合」・「説相箱二口」・「如意一柄」が伝わる。
 中央の戒体箱は法具を入れる箱であり、左右の説相箱は、居箱と香爐箱のことである。戒体箱は木箱の外側に金銅板を張り、縁は金銅の細板で縁取りし鋲止めしており、側面は輪宝羯摩などの金銅製の金具を配す。居箱と香爐箱は同大同構造で、飾り金具は戒体箱と同じであるが、床脚の格座間が横2区縦3区になっている。
 これらの他に、如意一柄が、平成9年5月9日に追加指定された。

佐賀県重要文化財 正法寺所蔵大般若経(しょうほうじしょぞうだいはんにゃきょう)

昭和49年2月25日指定
佐賀市城内一丁目15-23(県立博物館)
書跡・典籍


正法寺所蔵大般若経
 正法寺は佐賀平野のほぼ中央に所在する臨済宗東福寺派の古刹で、佐賀地方の代表的な武家である高木氏の菩提寺として、鎌倉期から室町、戦国期にかけて有力な寺院であった。
 この写経は縦26.8cm、横13.0cmの折帖装であるが、水害によって重なった紙と紙が密着して、紙塊になったものが多い。
 書き写された時代は平安末期から鎌倉初期と推定されるものから、江戸期の補写のものまでに至っている。

佐賀県重要文化財 絹本著色普賢延命菩薩騎象像(けんぽんちゃくしょくふげんえんめいぼさつきぞうぞう)

昭和50年2月24日指定
佐賀市大和町大字川上 実相院
絵画


絹本著色普賢延命菩薩騎象像
 実相院の創建は寛治3年(1089)とされる。
 当寺伝来の普賢延命菩薩騎象像は、絵絹が三幅一舗、縦123.0cm、横79.0cmの掛幅装である。
 大きな頭光を負い、顔は1面、手は20臂(手)である。月輪下には、6本の牙を備え鼻で独鈷杵をとる4頭の象が配され、それぞれ頭上に四天王の一つを戴く。

 

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