介護支援専門員(ケアマネージャー)になるための試験の受験資格から、介護支援専門員として実務に就くまでの流れを説明しています。
介護支援専門員(ケアマネージャー)とは
介護支援専門員とは、要介護者又は要支援者からの相談に応じ、要介護者等がその心身の状況等に応じ適切な介護サービス(※1)を利用できるように、介護サービス提供者(※2)との調整連絡を行い、要介護者等が自立した日常生活を送るのに必要な援助の専門的知識と技術を持っている者。
介護支援専門員として実務を行うには、「介護支援専門員証」の交付を受けている必要があります。
※1 居宅サービス、地域密着型サービス、施設サービス、介護予防サービス又は地域密着型介護予防サービス
※2 市町村、居宅サービス事業を行う者、地域密着型サービス事業を行う者、介護保険施設、介護予防サービス事業を者、地域密着型介護予防サービス事 業を行う者等
介護支援専門員(ケアマネージャー)になるには
介護支援専門員としての仕事を行うまでに以下3つの過程があります。
(1)各都道府県で実施する「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格する
※「介護支援専門員実務研修受講試験」を受験するためには、下記受験要件に該当する国家資格に基づく業務に従事する又は、下記受験要件に該当する
施設において相談援助業務に従事した期間が通算5年以上、かつ900日以上ある必要があります。
介護支援専門員実務研修受講試験の受験要件(厚労省通知抜粋) (PDF:87.8キロバイト)
【試験実施機関】
社会福祉法人 佐賀県社会福祉協議会
※受験地について
佐賀県での受験対象者は以下のとおりです。複数の都道府県で受験することはできません。
- 現在、受験資格に該当する業務に従事しており、その勤務地が佐賀県内である方
- 現在、受験資格に該当する業務に従事していないが、住所地が佐賀県内である方
試験の詳細については下記ホームページよりご確認ください。
佐賀県社会福祉協議会HP(外部リンク)
(2)「介護支援専門員実務研修」を修了し、都道府県知事が作成する「介護支援専門員名簿」に登録される
(3)「介護支援専門員証」の交付を受ける
【参考フロー図】
介護支援専門員になるためには (PDF:305.6キロバイト)
「介護支援専門員実務研修受講試験」合格後に受講する「介護支援専門員実務研修」は、毎年1月から3月に14日間(必ずしも連続ではありません)行います。
研修は、佐賀県知事が指定した佐賀県介護保険事業連合会が実施します。
受講の際には受講料がかかります。(自己負担で前年度は45,000円)
詳細については下記ホームページよりご確認ください。
介護支援専門員登録及び介護支援専門員証の交付
「介護支援専門員実務研修」の全てのカリキュラムを修了した方は、「介護支援専門員名簿」への登録と、「介護支援専門員証」の交付を申請することができます。
「介護支援専門員名簿」への登録は、実務研修修了後3ヶ月以内に行わなければなりません。
また、「介護支援専門員証」の交付申請は、介護支援専門員登録後5年以内に行わなければなりません。登録後5年を経過した場合は、再研修を受講する
必要がありますのでご注意ください。
申請者には、「介護支援専門員証」が交付され、介護支援専門員の実務を行うことができます。
介護支援専門員証の有効期間は5年間です。つづけて実務を行うには有効期間内に更新研修を受講し、研修修了後更新申請を行う必要があります。
- 更新研修を受講する前に下記フローチャートをご確認ください。
介護支援専門員更新研修受講フローチャート (PDF:109.5キロバイト)
- 介護支援専門員登録の詳細については下記よりご確認ください。
介護支援専門員の登録及び各種手続き