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佐賀県内の温室効果ガス排出量の現状 2020年度

最終更新日:

 県では、令和3年3月に策定した「第4期佐賀県環境基本計画」において、県内の温室効果ガス排出量の削減目標を定め、その目標の達成に向け、温暖化対策の各種取組を推進しています。

 

「第4期佐賀県環境基本計画」~森川海へとつながる佐賀の豊かな環境を未来へ~

 

 この度、県内における2020年度の温室効果ガス排出量を以下のとおり、とりまとめました。

 

佐賀県内の温室効果ガス排出量の概要 2020年度

   2020年度の温室効果ガス排出量は約548万t-CO2(二酸化炭素換算)となり、前年度(2019年度)と比較すると、約2%減少しており、計画の基準年度である2013年度から約28%減少しています。電力の排出係数(電気の供給1kWhあたりどれだけのCO2を排出しているかを示す数値)が前年より高くなったものの、新型コロナウイルスの影響により、旅客及び貨物輸送の減少によるエネルギー使用量の減少したため、2019年度に比べ温室効果ガス排出量が減少したと考えられます。一方で、2013年度と比較し、電力の排出係数の改善に伴うCO2排出量が大きく減少したことや民生部門(家庭、業務)や運輸部門においてエネルギー消費量が減少したことに伴い、温室効果ガス排出量が減少しています。

  また、この温室効果ガス排出量の約9割を占める二酸化炭素排出量を部門別に見ると産業部門が約32%、運輸部門が約28%、家庭部門が約20%、業務部門が約17%となり、全国と比較して、運輸部門の排出割合が高くなっています。

 

(注)温室効果ガス排出量の算定資料の一つである「都道府県別エネルギー消費統計」(資源エネルギー庁)において、推計方法の見直しに伴い、過年度に遡って数値が改められたことから、本県の2013年度以降の温室効果ガス排出量についても再計算しています。

  

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