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企画展示「佐賀県庁舎の歴史」

最終更新日:
Saga Prefectural Government Archives
佐賀県公文書館

 

 

企画展示「佐賀県庁舎の歴史」

 

概要

 昭和24年2月18日、火災により佐賀県庁舎(明治20年築)が焼失し、その翌年に現在の旧館が建てられました。火災の被害状況や県庁舎復興計画、工事の様子等について当時の文書や図面、写真を用いて紹介しました。

【会期:平成29年6月16日~10月15日】

                                                       

   チラシ    展示風景 

  

 

展示資料紹介 

 被害報告
被害状況
佐賀県庁庁舎焼失報告並びに復旧計画

(昭和24年2月21日)

簿冊『県庁建築工事書類』(昭和24年)より 

 火災発生当日は主に北風・西風が吹いていたため、火元の本館から南・東の方向へ延焼していきました。本館西側に隣接していた国警本部の庁舎は、風上に位置していたことに加え、鉄の防火戸や耐火構造のおかげで被害はありませんでした。

 

 
配置図




正面図案


県庁舎新築計画配置図

簿冊『議案付議原書』(昭和24年)より

県庁舎正面図案

簿冊『県庁建築工事書類』(昭和24年)より

 

 佐賀県は、明治4(1871)年の廃藩置県以来、併合を繰り返し、県庁舎も場所を転々としていました。同9(1876)年に長崎県から分離独立した際、新しい県庁舎の建設計画が持ち上がりました。建築費は旧佐賀藩主鍋島家をはじめ県民からの寄付金が充てられ、同20(1887)年9月に、現在の県庁敷地内にルネサンス様式の木造2階建ての庁舎が完成しました。

 昭和24(1949)年2月18日の深夜、館内から出火、火はたちまち全館に燃え広がり県庁舎本館とその周辺の建物を含む延べ1,727坪を焼失しました。焼け跡には正面玄関の大きな石柱4本だけが残りました。火災当日の午後、県議会全体会議が開かれ、焼け残った石柱をいかした鉄筋コンクリート造り4階建ての庁舎の再建が決定しました。その年の12月に工事は着工し、ほぼ1年後の昭和25(1950)年12月14日、県庁舎本館は完成しました。
 時代が進むにつれ、行政需要の増大に伴う庁舎面積の不足問題もあり、昭和63(1988)年より2期・約4年8ヶ月に渡る工事を経て、本館の西側に地下2階・地上11階・塔屋3階建ての新行政棟が平成6(1994)年に完成しました。平成29年より本館と新行政棟は、それぞれ旧館、新館と名称を変え現在に至ります。

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