佐賀博シナリオ案B(写真上)・同C(写真下) 昭和42年11月・昭和43年3月 佐賀大博覧会は、西日本新聞社が佐賀県と同農協中央会(現JA佐賀)に働きかけ、三者相互協力による共催で開催されました。昭和40・41年と2年連続米作り日本一を獲得した佐賀を舞台に、近代農業の発展や技術を紹介するという趣旨のもと、博覧会事務局は、従来のように"見る""聞く"だけはなく、入場者自身が"参加して楽しむ"体験型の博覧会とすることに重点を置き、シナリオ案を作成しました。 主催三者をはじめ、全国の大手企業、アメリカ航空宇宙局、地元産業など約230団体が出展しました。 | 「郷土の農業館」計画図 (簿冊「佐賀大博覧会関係綴」佐賀博シナリオCより) 昭和43年 佐賀県が全面出展したこの展示館では、先進農業地域として躍進する本県農業の過去・現在・未来が紹介されました。 明治時代の農具や農家を再現した「明治の農業」、県農業100年の歩みをたどる「米作り郷土史」、米作り日本一の秘密を解き明かす「日本一の米作り」の各コーナーのほか、ミカンを中心とした農業の近代化の動きや、河川及び山間開発の構想が展示されました。 |