佐賀県の知的財産に関する取り組み等の情報 最終更新日:2024年3月12日 「佐賀県知的財産を大切にし、みんなで守り、育て、新たに生み出す条例」の制定 県では、これまで「いちごさん」や「にじゅうまる」などの高品質な農林水産物の新品種の開発や世界最強の磁器材料の開発などに取り組み、法令に基づく権利(育成者権、特許権等)を取得するとともに、事業者が行う新製品・新技術開発や県産品の販路拡大などの支援を通じて、知的財産の創造や活用などに関わる人材育成や基盤整備などに取り組んできました。 こうした中、令和4年2月、県が権利(育成者権)を有する「にじゅうまる(商標名)」の苗が不正に流出するという事案が発生しました。こうした事案が発生すると、県産品の評価や信頼が失われるだけでなく、佐賀県全体のイメージが低下するおそれがあることから、これまで生み出し、引き継がれてきた知的財産の保護に関する取組を強化し、活用と創造の取組と併せて推進することで、誰もが知的財産を尊重する社会を築いていく必要があります。 このため、佐賀の知的財産を守り、育てる機運をさらに高め、そして新たな知的財産を生み出す佐賀県を目指し、県民の皆さんと一緒になって取り組んでいくため、令和4年6月30日に「佐賀県知的財産を大切にし、みんなで守り、育て、新たに生み出す条例」を公布・施行しました。 添付ファイル 佐賀県知的財産を大切にし、みんなで守り、育て、新たに生み出す条例 (PDF:121.2キロバイト)※ 条例の制定趣旨、構成について(サイト内リンク) 知的財産とは 人の幅広い知的創造活動によって生み出される発明や考案、デザイン、著作、植物の新品種などの成果のことを言い、技術やアイデアの独自性が財産としての価値を持つものです。 一般的な有形の財産とは異なり、目には見えない無形の財産であることが特徴としてあげられます。 また、広い意味では、例えば企業秘密のようなノウハウやモノの付加価値を高めるブランドなども知的財産として捉えられています。 知的財産とは (PDF:154.7キロバイト)佐賀県には知的財産を「守り」「育て」「生み出していく」条例があります 「いちごさん」は7年。「にじゅうまる」は21年。「サガンスギ」は56年。 この三つに限らず、長年をかけ、人々の高い志と熱意で生み出された知的財産は、佐賀が未来に向けて飛躍するためのかけがえのない財産です。 ここでは、INPIT佐賀県知財総合支援窓口の協力により、佐賀県内の知的財産活用事例を紹介します。 【知的財産活用事例紹介】 ○総論編 佐賀県には知的財産を「守り」「育て」「生み出していく」条例があります (PDF:633.7キロバイト) ○事例紹介1 商標編 「妻がつくるプリンを広めたい」 ”人妻”に込めたまっすぐな願い 神埼やぐら寿司(神埼市) (PDF:1.07メガバイト) ○事例紹介2 特許編 ためしに『卵』を入れてみたら?! 日頃の探求心がもたらした発見 (株)トーセン農場(嬉野市) (PDF:1.21メガバイト) ○事例紹介3 ブランド編 支えてくれた人たちへ感謝 唐津生まれのブランド品づくり 大志(唐津市) (PDF:1.18メガバイト) ○事例紹介4 ライセンス編 「少しでも心落ち着く場所を」被災者への思いが生んだ家具 (株)アルフデザイン(佐賀市) (PDF:2.84メガバイト) 【知的財産に関する無料相談窓口】 INPIT佐賀県知財総合支援窓口(外部リンク) TEL 0952-30-8191 相談時間 平日 8時30分から17時15分【動画】「知的財産は誰のもの?」知的財産を未来につなぐ ~さがの<宝>をみんなで守り、育て、生み出そう~(外部リンク) ※上の画像をクリックするとYouTubeに遷移します。あらすじ:果樹試験場において20年以上の歳月と研究員の弛まぬ努力の結晶として生み出された新品種「みかんさん」(架空の品種名)。 農業者の軽はずみな行動により、この「みかんさん」が佐賀を揺るがす大事件を引き起こす… 【日本弁理士会監修】 佐賀県の知的財産に関する取り組み日本弁理士会から漫画「閃きの番人」が寄贈されます(サイト内リンク)【セミナー情報】 R5.2.9開催 デザイン・ブランド戦略セミナー in 佐賀 (サイト内リンク)佐賀県農林産物品種流出対策チーム(佐賀県品種Gメン)の設置及び通報窓口について(サイト内リンク)種苗法が改正されました(サイト内リンク)佐賀県が育成者権を有する登録品種の許諾方針を定めました(サイト内リンク)農業試験研究センターで育成した品種(サイト内リンク)サガンスギで未来へつなぐ佐賀の林業(サイト内リンク)国・関係機関等へのリンクINPIT 佐賀知財総合窓口(外部リンク)日本弁理士会(外部リンク)日本弁理士会九州会(外部リンク)特許庁(外部リンク)