【議事事項】 ○資料1-1-1及び資料1-1-2について意見はなかった。
○資料1-2について九州電力から説明した。
・横山委員から、引用しているチェコの論文に日本人のデータが含まれているか確認があり、九州電力から、論文から日本 人のデータを抽出していると回答した。
・横山委員から、原子炉容器上部ふたの手入れ作業方法の見直しについて質問があり、九州電力から、現状では作業は従来 の方法で行うと回答があったが、県原子力安全対策課から、作業方法の見直しについては引き続き改善できるところがな いか確認を行っていくと補足した。
○資料1-3について県環境センターから説明した。
・横山委員から、走行サーベイ結果の単位が県と九州電力で異なる点について質問があり、県環境センターから、県の測定 機器については、機器更新時に緊急時の評価単位であるシーベルト(Sv)に替えた旨回答した。
【報告事項】 ○資料2について九州電力から説明した。 ・横山委員から、玄海1、2号機の廃止措置状況のうち、新燃料の搬出の検討とは今後何をするのか質問があり、九州電力 から、燃料として再利用する目的で工場に搬出する計画を検討している旨回答した。
【その他】 ○資料3-1について意見はなかった。 ○資料3-2-1及び資料3-2-2について九州電力から説明した。 ・守田委員から、資料3-2-1の推定原因の異物とは何かとの質問があり、九州電力から、運転に伴い配管等から発生する粒 子状物質(スラッジ)であること、また異物の嚙み込みだけでなく接合面を密着させる力が不十分であったことなども推 定原因の一つとして挙げられることを回答した。 ・さらに、守田委員から、異物はフィルター等で除去できないのか質問があり、九州電力から、フィルター設備はあるもの の完全には除去できないため、加えて配管を水で洗い流す対応を行うと回答した。 ○資料3-3について九州電力から説明した。 ・守田委員から、核物質防護上の情報収集事態相当事案の意味合いについて質問があり、九州電力から、核セキュリティ上 の問題があったと判断されたものである旨回答した。 ・守田委員から、発電所の警備や防御体制などの機微な情報の公開には一定の制限がかかるものの、一方で住民の不安解消 のために一定の情報開示は必要との意見があった。そのうえで、今回の事案の調査状況や対応案をどのように情報発信し ていくのか質問があり、九州電力から、今回の事案における情報連絡のあり方について原子力規制庁と協議中であり、そ の結果を踏まえ、公開できる範囲でしっかり公開していきたい旨回答した。 ・松山委員から、発電所上空からの侵入が簡単にできたということは、全国の原子力施設に共通する安全保障の問題であ り、監視がアナログであることも含め、国全体で統一した対応措置が必要との意見があり、九州電力から、警備当局等と 連携し、今後の対応を検討していく旨回答した。 |