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林業労働災害を想定した救急・救助訓練を行いました

最終更新日:

○訓練の主旨と目的

 林業は、作業現場が奥地山林であることが多く、労働災害の発生から救助までに長時間を要するほか、伐倒木の激突やチェーンソーによる切創等で重篤化に繋がる事故が多い(別ウィンドウで開きます林業労働災害の現況【林野庁ホームページより】)ことから、災害発生時の速やかな救助対応に向け、普段から緊急連絡体制の整備や対応方法を整理し、習得しておくことが重要です。
 そこで、災害発生時に速やかな対応が実施できるよう「応急手当」や「救急・救助」の訓練を実施しました。

○訓練の参加者

 参加者全員が体験出来るように、3日程(9/12,9/15,9/22)に分けて訓練を実施し、延べ83名が参加しました。
 ・富士大和森林組合 佐賀東部森林組合、佐賀中部森林組合東部林業(株)、ウッド・エコー産業(株)、北部消防署、小城消防署、林災防佐賀県支部
  佐賀市、多久市、小城市、林業試験場、佐賀中部農林事務所、東部農林事務所

○訓練の内容

(1)緊急通報訓練(者の状況、事故現場の位置等を伝える訓練)
(2)倒木の下敷きになった被災者の救出訓練(倒木の下敷きになっている被災者を救出する訓練)
(3)切傷部の止血等応急処置訓練(自分達で対応可能な応急処置等の訓練)
(4)身動きできない被災者の搬送訓練(被災者を道路際まで搬送する訓練)

○訓練の講評等

 ・事故現場の位置の確認には、座標(緯度・経度)での伝達が一番確実なため、スマートフォンアプリ等で見る方法を確認しておいてください
 ・倒木の下敷きになって時間が経っている場合は動かすと危険なこともあるため、119番オペレータや救急隊員の指示に従ってください
 ・止血する際は、原則的に直接圧迫止血法(傷口を押さえて止血)を行ってください
 ・意識のない人間を道具を使わず運ぶ場合は、一人が負傷者の怪我をしていない腕を両脇の下から抱え、もう一人が足を持つようすると運びやすいです
 ・現地において適当な長さの棒を2本用意出来れば、作業着や毛布を使って簡易担架を作ることができます
 

○訓練の感想等

 ・事故発生から連絡方法など、本番さながらの緊張感ある訓練でした
 ・現場で実際に体感できたため、林道災害発生時の対応の意識付けに大きな効果があったと思います
 ・救助方法をイメージするためには定期的に研修を行う必要があると感じました

(1)緊急通報訓練状況
(2)救出訓練状況
(1)緊急通報訓練状況(2)救出訓練状況
(3)応急処置訓練状況
(4)搬出訓練状況(人力)
(3)応急処置訓練状況(4)搬送訓練状況(人力)
(4)搬出訓練状況(作業服)
(4)搬出訓練状況(毛布)
(4)搬送訓練状況(作業服)(4)搬送訓練状況(毛布)

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