令和4年度佐賀県の児童相談所における児童虐待相談対応件数
(速報値)を公表します
令和4年度に県内の児童相談所で対応した児童虐待相談対応件数(速報値)は、1,085件(対前年度比109.9%)で、過去最多となりました。
(件)
年度 |
H30 |
R1 |
R2 |
R3 |
R4 |
全 国 |
159,838 |
193,780 |
205,044 |
207,660 |
219,170 |
佐賀県 |
351 |
717 |
898 |
987 |
1,085 |
児童虐待相談対応件数は、全国と同様、佐賀県でも増加傾向にあります。これは、児童虐待に対する県民の皆さまの意識・関心の高まりや、児童相談所への無料直通ダイヤル「189」(いちはやく)など相談窓口・相談方法の周知が進んだこと、警察や市町など関係機関による通告の徹底によるものと分析しています。
相談への対応は、ほとんどが助言指導にとどまっており、相談件数の増加によって、早い段階での対応が可能となり、重症化の未然防止につながっている面もあるものと認識しています。
今後も、こどもの安全・安心を第一に考え、児童相談所の体制強化や市町、警察、学校、保育所・幼稚園、病院といった関係機関との連携強化を図り、児童虐待の防止に取り組んでまいります。
また、児童虐待の未然防止や早期発見の観点から、こどもや保護者自身がより相談しやすい環境を整備するため、児童や若年層の保護者の主要なコミュニケーションツールであるSNSを活用した子育て相談等の窓口「親子のための相談LINE」を開設しました。
SNSを活用した子育て相談等の窓口
「親子のための相談LINE」の開設
佐賀県では、厚生労働省(現:こども家庭庁)が構築した全国一元的なSNS相談支援システムを利用して、子育てや親子関係について悩んだときに、こどもやその保護者の方などが相談できる窓口を開設しました。
こどものあなたも、子育て中の方も、ひとりで悩まずに、気軽にご相談ください。
1 相談内容の例
子育てや親子関係に関する以下のような悩み
(こども)
パパやママに
痛い思いをさせられる/いやな思いをさせられる/無視される
(保護者)
こどもが何度言っても言うことを聞いてくれないから、手を上げてしまいそうになる/イライラして、こどもに当たってしまう/こどもとどう接すればいいかわからなくなってしまった
2 対象者
こども(18歳未満)とその保護者の方など
3 運用開始
令和5年8月21日
4 相談対応時間
月曜日から金曜日まで(祝日、年末年始を除く)
8時30分~17時15分
5 LINEアカウント名
「親子のための相談LINE」
6 アクセス方法
右の二次元バーコードを読み取って、友だち登録をしてご利用ください。
7 その他
緊急の場合は、どなたでも、児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」(通話料無料)を用いるなどして、すぐにご連絡ください。
添付資料