佐賀県及び県教育委員会では、子どもの自主的に読書活動を行う意欲を高める活動を積極的に推進しています。
このたび、子どもに対する読書推進活動が特に優秀と認められる団体等として、本県から下記の団体、小学校及び図書館が、文部科学大臣表彰を受賞することが決定しました。
記
1 受賞団体等
(1)子供の読書活動優秀実践団体(1団体)
○ 小城ルーテルこども園「めぐみ」(小城市)
(活動概要)
・ 当団体は、平成9年の発足以来、定期的に子どもたちへの読み聞かせを実施している。
・ これらの取組が評価され、令和4年度の佐賀県読書推進運動協議会長表彰を受賞しており、県内の読書グループの模範となっている。
(2)子供の読書活動優秀実践校(3校)
○ 嬉野市立塩田小学校
〒849-1411 嬉野市塩田町大字馬場下甲3817番地
(活動概要)
・ 学校図書館の活用や読書活動の推進に係る年間計画を策定し、公立図書館やPTAと連携しながら、「読書で心の栄養を!」を目指した指導が行われている。
・ 教科書に紹介されている本を中心とした「学年おすすめの本(わくどきブック)30冊」を選定し、「学年おすすめの本30冊」として一覧表を貼りだし借りるごとにシールを貼り、読書の意欲喚起につなげている。
・ ノーデジタルデーの取組として、家庭での読書(家読)を呼びかけ、取組の感想用紙を準備し、保護者に読んだ本の題名や感想等を書いてもらい、読書の推進に努めている。
○ 佐賀市立中川副小学校
〒840-2201 佐賀市川副町大字福富1316番地
(活動概要)
・ 教育課程において読書指導を位置付け、委員会活動や地域人材を活用しながら、幅広く読書に親しむことができるよう取り組んでいる。
・ 低学年、中学年、高学年で年間貸出し目標冊数を設定し、多読賞と飛躍賞(前年度よりも貸出し数が増えた)の表彰を行うこととで、読書の意欲喚起につなげている。
・ 文字を読むことに苦手意識のある子どもの文字を読むことへの抵抗を少なくするリーディングトラッカー(楽よみしおり)を学校図書館で貸し出し、誰もが読書に親しむことができるよう工夫している。
○ 吉野ケ里町立東脊振小学校
〒842-0102 神埼郡吉野ケ里町石動2760番地1
(活動概要)
・ 子どもが親しみをもって足を運んでくれる魅力ある学校図書館づくりを目指し、環境整備をはじめ、学校図書館を身近に感じる工夫を教師と子ども、地域ボランティアが連携し行っている。
・ 各学年の「『おすすめの本』の読破」と「『読書目標冊数』のクリア」の2つの目標を達成できた子どもを「読書マスター」として年度末に認定証を贈り、読書への意欲喚起につなげている。
・ 佐賀県まなび課から配布される「読書ノート」を新年度に配布するようにし、年間を通して活用している。一冊使い終わったら提出をさせ、ミニ賞状を渡し御褒美シールを貼るなど、子どもの読書意欲を喚起するとともに、読書の質を上げるよう工夫している。
(3)子供の読書活動優秀実践図書館(1館)
○ 佐賀県立図書館
〒840-0041 佐賀市城内二丁目1番41号
(活動概要)
・ 県立図書館は、佐賀県の中核図書館として、また、地域の「知の拠点」としての役割を担っており、資料の収集、整理、保存、提供に加え、市町立図書館の支援に取り組んできた。
・ 子どもがより多くの本に触れることができるよう、平成27年から児童図書の新刊を全点購入しており、市町の図書館にも選書や研究用に優先して貸出すなど、有効活用している。
・ 幼稚園・保育所、小学校には、読書会や学習用の本をセット貸出するなど連携、協力している。
・ 学校図書館教育研究会等と共催し、読書感想文コンクールを、親と子の読書会協議会と共催し、<こんな本読んだよ>文・詩・絵コンクールを開催するなど地域ボランティアとの積極的な連携・協力を図っており、子どもの読書活動を推進している。
2 表彰の趣旨
この表彰は、「子どもの読書活動の推進に関する法律」の施行に伴い、国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高める活動を推進するため、平成14年度から実施されています。
なお、表彰式は4月23日(日曜日)に「『子供読書の日』記念子どもの読書活動推進フォーラム」(別添チラシ参照)において開催される予定です。
3 問合せ先
・子供の読書活動優秀実践団体、優秀実践図書館関係:まなび課
・子供の読書活動優秀実践校関係:学校教育課