免許証を返納された方など運転経歴証明証をお持ちの方はタクシー運賃が2割引になります
運転免許証を自主返納された方などで、タクシーご利用の際に運転経歴証明書を提示すると運賃が2割引になる高齢者運転免許証返納事業を令和4年8月1日から令和7年3月31日まで、佐賀県内全域で実施しています。この事業は、運転に不安を感じる高齢ドライバーを対象にタクシー利用定着を促進することで、免許返納後の移動手段に対する不安を解消し、免許返納の後押し、ひいては、交通事故の防止につなげることを目的として実施します。従来の佐賀県バス・タクシー協会加盟事業者が実施している運転免許証返納者1割引サービスに、県が1割上乗せをして2割引サービスを行うものです。※本事業は3年を目安に行う重点的な取り組みです。
対象
運転免許証を自主返納または失効して公安委員会が発行する「運転経歴証明書」をお持ちの方で、
佐賀県内に営業所のあるタクシーを利用された場合
※障害者割引との併用はできません。
※福祉タクシーでは利用できません。
タクシー利用時に「運転経歴証明書」を提示してください
運転免許の自主返納者または失効者(自主返納または失効した日から5年以内)の方は、佐賀県運転免許センター、または警察署で申請できます。
ご本人の申請が必要となります。(申請手数料:1,100円)
交通事故情勢
令和5年中の交通事故の発生状況をみると、人身交通事故は4件に1件が65歳以上の高齢者による事故です。また、交通死亡事故は約半数が65歳以上の高齢者による事故です。
また、令和元年からの3年間の人身交通事故、交通死亡事故の状況をみると、全体に占める高齢者の交通事故の割合は年々増えています。
自家用車を維持するよりタクシー利用は実は経済的
例えば、コンパクトカーを200万円で購入し、10年間利用した場合の車両購入費・自動車税・車検等・任意保険料・燃料代・駐車場代などの維持費を
試算すると、毎月約38,500円となります。
一方、週2回自宅から5kmの範囲でタクシーを利用した場合、月のタクシー代は28,320円となり、タクシー利用の方が毎月1万円近くお得な計算となります。
市町によって地域の公共交通がある場合もあります
免許証の自主返納後の交通手段として、各市町では、コミュニティバスやデマンドタクシーといった、地域のくらしを支える公共交通が運行されています。市町によっては、免許返納者や高齢者向けの割引サービスも行われています。
よくある質問Q&A
障害者手帳を持っていますが、障害者手帳の割引と併用できますか?
佐賀県バス・タクシー協会の「運転経歴証明書」提示での1割引に県がさらに1割を上乗せする形での割引です。従来の割引と同じく障害者割引との併用はできません。
市町の割引と併用できますか?
市町によってタクシー割引チケットの交付などがあるかと思います。併用できるかは、割引サービスの枠組みによっても異なりますので、詳しくはお住いの市町にお問い合わせください。
高齢者運転免許証返納事業とあるので、年齢制限がありますか?
「運転経歴証明書」をお持ちであれば年齢の制限はありません。
運転免許証でも割引を受けられますか?
運転免許証を自主返納または失効して「運転経歴証明書」をお持ちの方が対象となりますので、対象外となります。
運転経歴証明書交付済シールを貼付したマイナンバーカードケースを提示しても、割引は使えますか?
マイナンバーカードと一緒に提示することで、割引が利用できます。
申請中(経歴書)の場合、申請を証明できるもので代替できますか?
代替はできません。「運転経歴証明書」の提示が必要です。申請証明書の提示では割引できません。
運転経歴証明書をずいぶん前に交付してもらったけど、割引は使えますか?
「運転経歴証明書」をお持ちであれば、交付日に制限はなく利用できます。
運転経歴証明書を無くしたけど再交付してもらえますか?
運転免許センター、各警察署で再交付できます。詳しくは
こちら(外部リンク)
前に免許証を自主返納してしまった、あるいは有効期限が切れている場合、運転経歴証明書は交付してもらえますか?
過去に自主返納または有効期限が切れて(失効)しまっている場合でも、自主返納した日または失効した日から5年以内であれば、申請すれば「運転経歴証明書」を交付してもらえます。詳しくは
こちら(外部リンク)