現在佐賀県では、自家用車の利用が前提になった生活様式となっています。
今後、技術開発の促進により、プラグインハイブリッドや電気自動車の普及が世界の自動車メーカー全体で進むことが想定されます。
そこで佐賀県には、ぜひ「エコ先進県」を目指し、今後の自動車側の性能向上を見越した「充電設備の充実」を行っていただきたいと思います。
国が推進しようとしている充電設備は「これからのEV自動車の性能」を見越せていない面があるように思い、佐賀県は独自に性能のいい充電ステーションの充実を目指していただきたいと考えています。
担当課の回答(令和3年10月25日)
ご意見をいただきました「性能のいい充電ステーション」は、「日本で普及しているCHAdeMOよりも急速に充電する独自方式の急速充電設備」のことかと存じます。
CHAdeMOは、国等の財政的支援を受けることで設備の設置や運営がなされていますが、独自方式の急速充電設備は、現在のところ、国等の財政的支援が受けられず、また、大きな電力を必要とすることから、電力の供給を不安定にさせる懸念もあります。
現在、佐賀県内では、主要な国道において、およそ20km間隔で急速充電設備が整備されており、県内においては、充電していた電気を使い切って動けなくなる状況、いわゆる電欠の不安は概ね解消していると考えています。
こうした状況を踏まえ、更に充電量の多い独自の急速充電設備の整備に関しては、慎重な検討が必要と考えています。
県としましても、引き続きカーボンニュートラルの実現に向けて、各都道府県や国の対応を踏まえ、様々な方法を検討してまいります。