猫は犬と異なり飼い方に規制がありません。
もともと飼われていた猫が捨てられたり、迷ったりして地域に居ついたのが飼い主のいない猫です。
無責任な餌やりにより猫が過剰に繁殖して、飼い主がはっきりしない猫がどんどん増えていきます。そのため、飼い主のいない猫による被害やトラブルが増加し、地域住民の生活環境にも悪影響を及ぼすことになります。
動物愛護の観点から猫を捕まえて処分することはできず、仮に処分したとしてもすぐに繁殖して元通りになるため、処分によって生活環境のトラブルが解決することはありません。
佐賀県の猫の致死処分数は、平成29年度は約350頭で、その大部分が不妊去勢手術をしていないために生まれてきたと思われる飼い主のいない子猫たちです。
地域で暮らしている飼い主のいない猫は、人間の都合で捨てられたり、逃げ出した猫が増えたものです。また、飼い猫のうち不妊去勢手術を受けさせていないまま屋内外を自由に行き来させていることも、飼い主のいない猫を増やす一因となっています。
これ以上飼い主のいない猫を増やさないようにするためには、どうしたらよいのでしょうか。