県民のみなさまへ
今冬のインフルエンザについては、新型コロナウイルス感染症との同時流行も懸念されており、日本感染症学会からは積極的なインフルエンザワクチンの接種が推奨されています。
インフルエンザは、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が比較的急速に現れるのが特徴ですが、お子様ではまれに急性脳症を起こすことがあります。ワクチン接種は、インフルエンザの発病予防や重症化・死亡の予防に一定の効果があるとされていますので、インフルエンザワクチンの接種についてご検討いただきますようお願いします。
また、御高齢の方や免疫力の低下している方では、二次性の肺炎を伴う等、重症になることがあります。接種費用の一部が助成される高齢者等で接種を希望される方は、早めの接種をお願いします。
季節性インフルエンザワクチン接種について
季節性インフルエンザは、その年により流行の程度に差がありますが、例年11月頃から患者が増え始め、12月~3月頃に流行します。
流行前に予防接種を受けることで、発症予防もしくは重症化予防の効果が期待できます。予防接種の効果は、接種の2~3週間後から約5か月間続くと言われています。接種を希望される場合は、早めに接種するようにしましょう。
今年、南半球のオーストラリアでは、例年よりも数か月早くインフルエンザの流行が確認されています。接種費用の一部が助成される高齢者等で接種を希望される方は、早めの接種をお願いします。詳しくは、次の厚生労働省のリーフレットをご覧ください。
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厚生労働省リーフレット「季節性インフルエンザワクチンに関するお知らせ~接種を希望される高齢者のみなさまへ~」
(PDF:118.5キロバイト)
高齢者等の予防接種
接種費用の一部助成があります(予防接種法に基づく定期の予防接種に限る)
以下の対象者は、接種費用の一部が助成(お住まいの市町で一部負担)されます。自己負担額や接種方法は、お住まいの市町によって異なりますので、詳しくは
市町保健担当課
(PDF:63.3キロバイト)にお問い合わせください。
【対象者(接種日時点で1又は2に該当している必要があります。)】
- 65歳以上の方(令和5年1月31日までに65歳以上になっている方)
- 60歳以上65歳未満の方(令和5年1月31日までに60歳以上65歳未満になっている方)で心臓、じん臓又は呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方(障がい者手帳1級程度)
※2に該当される方は、受診時に身体障害者手帳等の提示が必要な場合があります。提示する証明書等についてはお住まいの市町によって異なりますので、詳しくは市町の保健担当課へお問い合わせください。
【一部助成で接種できる期間】
令和4年10月1日~令和5年1月31日まで
※2月以降は全額自己負担となりますが、任意接種は可能です。各自、かかりつけ医等に御相談ください。
【一部助成で接種できる医療機関】
※予約が必要な場合もありますので、事前に医療機関にお問い合わせください。なお、この医療機関は助成終了後や、助成対象者以外の自費による任意
接種も可能です。
上記以外の一般の方の予防接種
任意接種となります
上記対象者1、2以外の方は、任意接種となります。
任意接種とは、接種を希望される方がかかりつけ医などと相談し、その効果とリスクを理解した上で、個人の責任で接種を受ける予防接種です。
※以下の市町は、子どものインフルエンザの接種費用の一部を助成しています。詳しくは、直接、市町の保健担当課にお問い合わせください。
唐津市、伊万里市、武雄市、鹿島市、嬉野市、吉野ヶ里町、基山町、上峰町、みやき町、玄海町、有田町、大町町、江北町、白石町、太良町
【接種できる医療機関】
上記のリスト以外の医療機関でも接種が可能な場合があります。なるべく、被接種者の健康状況をよく知るかかりつけの医療機関で接種するようにしましょう。
予約が必要な場合がありますので、事前に医療機関にお問い合わせください。
注意事項
接種回数等について
インフルエンザ予防接種の接種回数等
接種日当日の年齢 | 6か月~2歳(ワクチンによっては1歳~) | 3~12歳 | 13歳以上 |
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接種回数 | 2回 | 2回 | 1回又は2回※ |
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接種間隔 | 2~4週間 | 2~4週間 | ※1~4週間 |
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接種量 | 0.25ml | 0.5ml | 0.5ml |
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※13歳以上の基礎疾患(慢性疾患)のある方で、著しく免疫が抑制されている状態にあると考えられる方等は、医師の判断で2回接種となる場合があります。
接種後の反応について
ワクチン接種は、多くの方々に、発症・重症化予防という効果をもたらす一方、予診を十分に行っていても、副反応や有害事象が起こることがあります。
【よくある副反応】
- 接種部位の腫れや痛みなど
- 発熱、寒気、頭痛、だるさなど
上記1、2のような症状が出ることがありますが、通常2~3日で治るので、心配ありません。
また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状が見られることもありますので、接種後30分間は、接種した医療機関内で安静にしてお過ごしください。
帰宅後に異常が認められた場合には、医療機関にご連絡してください。
医療機関の方へ
各種様式等は、以下のとおりです。印刷してご活用ください。※高齢者の定期予防接種において、国の定める報告基準に該当する副反応を診断した場合に、被接種者の同意を得て、市町から配布されている所定の様式にて速やかに(独)医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ直接FAX報告(FAX:0120-176-146)してください。市町に重ねて報告する必要はありません。報告基準は、上記Q&Aをご覧ください。
※国保連合会への請求時の報告書の様式です。