本日、産業界、学術機関、官公庁/経済団体、金融機関で構成する第1回佐賀県海洋エネルギー産業クラスター研究会を開催しました。
海洋エネルギーの取り組みということで会場全体に海の演出を施し、会場ロビーには、佐賀県の海洋エネルギーの取り組みを紹介するパネル等を設け、参加者へPRを図りました。
当日は、約100名の皆様が、ご参加いただき、地元唐津市の坂井市長、伊万里市の塚部市長もお越しいただき、会員間の交流も図られ、盛会に終えました。
当日の資料や開催の様子は、以下のとおりです。
記
1 主催者挨拶 (佐賀県知事 山口 祥義)
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佐賀県は、ものづくりを非常に頑張っている地域。ここ唐津は炭鉱で、栄えたエネルギー発祥の町。10代鍋島直正候が1844年、パレンバン号というオランダ船に自ら乗船し、西洋技術を体感。反射炉を一番最初に作ったのは佐賀県。
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佐賀県の取組は、常に昔から試行錯誤。問題は決して挫けず、怯まない、色んな、その時その時の環境の中で、前に立って突き進む気持ち、そして、英知を連携させる、その強い繋がり、そうしたものはしっかりと、この佐賀の地に、唐津の地に息づいている。
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佐賀県は、しっかりと、ものづくりの心を、前を向いて取り組みたいと思っている。クラスター研究会は大きな第一歩、そして、第二歩、第三歩と記していきたい。
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伊万里の佐賀大学海洋エネルギー研究センターは、他に類を見ない立派な施設であるし、加部島の実証フィールドも、漁業者も一緒になってやるという恵まれた環境があり、どっからでも参考材料や協力企業やいろんなものが連携しやすい環境があり、こうした環境をしっかりと活かしていきたい。
2 規約を制定
「佐賀県海洋エネルギー産業クラスター研究会規約」を別添のとおり、定めました。
(添付ファイルを参照してください。)
3 研究会の名称を「J☆SCRM」に決定
山口知事から、「みなさんの英知を結集し、海洋エネルギー産業を引っ張る、そういう夢を抱く名称にしよう!」という思いから、提案がなされ、会員に諮り、了承されました。
4 役員を決定
会長
株式会社ワイビーエム 吉田 哲雄 氏
副会長
東京大学名誉教授 木下 健 氏
(佐賀県海洋再生可能エネルギー推進協議会委員)
佐賀玄海漁業協同組合 代表理事組合長 川嵜 和正 氏
(佐賀県海洋再生可能エネルギー推進協議会会長)
5 会長挨拶 (吉田会長)
・ 「様々な分野の方が集まっている。多くの企業でエネルギー分野へ参入してみようという機運が高まってほしい」と挨拶があり、挨拶の中で元佐賀大学海洋エネルギーセンター長の門出教授を顧問に置く旨、提案がありました。会場の門出教授も了承し、顧問の設置が決定しました。
顧問
佐賀大学 副学長 門出 政則 氏
吉田会長 挨拶
6 合同撮影会
「J☆SCRM」の第1歩を祝し、山口佐賀県知事、坂井唐津市長、塚部伊万里市長、吉田会長、木下副会長、川嵜副会長、門出顧問が集い、合同の撮影会を開催しました。
5 シンポジウム
海洋エネルギーの専門家の皆様から、ご講演いただき、海洋エネルギーの情勢を情報共有しました。
(1)「海洋再生可能エネルギーに対する政府の取り組みについて」
講師:内閣官房 総合海洋政策本部事務局 内閣参事官 吉田 榮 氏
(2)「NEDOにおける洋上風力発電等の取り組みについて」
講師:国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 新エネルギー部 統括研究員 伊藤 正治 氏
(3)「NEDO洋上風力発電実証研究を通じた洋上風力発電の取り組みについて」
講師:電源開発株式会社(J-POWER) 環境エネルギー事業部 風力事業室 統括マネージャー 坂本 登 氏
(4)「海洋再生エネルギー利用の現状と今後の展望 -サプライチェーンとしての地元企業への期待-」
講師:東京大学 名誉教授 木下 健 氏
内閣参事官 吉田 榮 氏 NEDO 伊藤 正治 氏
J-POWER 坂本 登 氏 東京大学 名誉教授 木下 健 氏
<会場の様子>