寝ている赤ちゃんのいのちを守るために
SIDS(乳幼児突然死症候群)を知っていますか?
・SIDS(乳幼児突然死症候群)は、それまで健康に見えていた乳幼児が、何の予兆や既往歴もないまま、
睡眠中に亡くなってしまう原因のわからない病気です。窒息などの事故とは異なります。
・SIDSは、以下のことが分かっています。
1歳未満(特に2か月~6か月)の乳児に多いこと
冬から春にかけて起こりやすいこと
・令和7(2025)年には、全国で59名の乳児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第4位となっています。
SIDSから赤ちゃんを守る4つのポイント
SIDS予防方法は確立していませんが、以下の4つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなるというデータがあります。
(1)1歳になるまでは、「あおむけ」に寝かせましょう
うつぶせ寝、あおむけ寝のどちらの体勢でも起こっていますが、あおむけに寝かせたほうが発症率が低いことが研究でわかっています。
医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。
睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。
(2) 無理のない範囲で母乳育児を
母乳で育てられている赤ちゃんのほうが、SIDSの発症率が低いことが研究でわかっています。
様々な事情があり、すべての人が母乳育児ができるわけではありません。
授乳に関して少しでも不安を感じる場合は、授乳支援を実施している病院(産科や小児科等)や保健センターなどに相談してみましょう。
(3) たばこはやめましょう
たばこもSIDSの発症要因のひとつであるといわれています。
赤ちゃんのそばにいる人がたばこを吸うことは、SIDSの発症率を高くすることがわかっています。
また、妊婦自身の喫煙、まわりの人が吸ったたばこの副流煙を妊婦が吸う「受動喫煙」も生まれた後のSIDSの発症リスクになります。
こどもに関わるすべての大人は喫煙をやめましょう。
(4) あたためすぎには注意しましょう
赤ちゃんの過度な保温によって、SIDSの発症率が上がります。
赤ちゃんの胸元を触ってみて、汗ばんでいる場合には、着るものや室温で調整しましょう。
11月は、乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間です
・こども家庭庁は、毎年11月を乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間と定めています。
・乳幼児突然死症候群(SIDS)の診断のための「乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン(第2版)」
https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/kenkou/sids/guideline(厚生労働科学研究(成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業)
「乳幼児突然死症候群(SIDS)および乳幼児突発性危急事態(ALTE)の病態解明および予防法開発に向けた複数領域専門家による統合的研究」
SIDSで大切な赤ちゃんを亡くしてつらい思いをされている方へ