2014年3月17日、埼玉県のベビーシッターを名乗る男性の自宅から男児が遺体で発見されるという、大変痛ましい事件が発生しました。このような事件が二度と繰り返されないようにするため、ベビーシッターなどを利用される場合には、下記の点にご留意ください。
1.まずは情報収集を
保育料の安さや手軽に頼めるかという視点ではなく、信頼できるかどうかという視点で、ベビーシッター事業者の情報を収集しましょう。
情報収集にあたっては、市町の情報や公益社団法人全国保育サービス協会に加盟している会社のリスト(外部リンク)などを活用しましょう。
一時預かりが必要な場合やひとり親への様々な支援が必要な場合は、ベビーシッターの利用に限らず、お住まいの市町に相談しましょう。
※市町によっては、乳幼児や小学生などのお子さんをお持ちの方で、保育所や学校への送迎や預かりなどのサポートを受けたい方(依頼会員)と、そのような子育て中の方をサポートしたい方(協力会員)を登録し、アドバイザーがお互いの連絡・調整を行う「ファミリーサポートセンター事業」を実施しています。詳しくは、下記リンク先のページでご確認ください。
■ファミリーサポートセンター事業
ファミリーサポートセンターとは(外部リンク)
※また、幼稚園や保育所でも、お子さんを一時的に預かる「一時預かり事業」を実施しています。 詳しくは、お住まいの市町や幼稚園・保育所にお問い合わせください。
■幼稚園・保育所
幼稚園・保育所等の施設検索(外部リンク)
2.事前に面接を
実際に子どもをベビーシッターに預ける前に、インターネットの情報だけを頼りにするのではなく、必ずベビーシッターと面会し、子どもを預かる方針や心構えなどについて質問して、信頼に足る人物かどうかを確認しましょう。また、子どもを預ける際には、必ず事前に面会したベビーシッター本人に直接子どもを預けるようにしましょう。
3.事業者名、氏名、住所、連絡先の確認を
実際に子どもをベビーシッターに預ける際には、事業者名、ベビーシッターの氏名、住所、連絡先を必ず確認しましょう。その際、ベビーシッターの身分証明書のコピーをもらうようにしましょう。
4.保育の場所の確認を
保育の場所が子どもの自宅以外である場合は、事前に見学して、子どもの保育に適切な場所かどうかを確認しましょう。
5.登録証の確認を
ベビーシッターが保育士や認定ベビーシッター(※)の資格を持っている場合は、保育士登録証や認定ベビーシッター資格登録証の提示を求めて確認しましょう。
※「認定ベビーシッター」とは、公益社団法人全国保育サービス協会が、ベビーシッターとして必要な専門知識及び技術を有すると認定した人です。詳しくは、全国保育サービス協会HPの資格認定制度のサイト(外部リンク)を参照してください。
6.保険の確認を
万が一の事故に備えて、保険に加入しているか確認しましょう。
7.預けている間もチェックを
子どもをベビーシッターに預けている間も、子どもの様子を電話やメールで確認するようにしましょう。
8.緊急時における対応を
預けている子どもの体調が急変するなどの緊急事態が生じた際に、ベビーシッターからすぐに連絡を受けることができるような体制を整えましょう。
9.子どもの様子の確認を
ベビーシッターから子どもの引き渡しを受ける際、どんなことをして遊んだのかといった保育の内容や預かっている間の子どもの様子について、ベビーシッターから報告を受けましょう。
10.不満や疑問は率直に
ベビーシッターに対する不満や疑問が生じた場合は、ベビーシッターを派遣した事業者等にすぐ相談しましょう。