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宮城県東部地方振興事務所の活動リポート(その2)

最終更新日:

派遣先  :宮城県東部地方振興事務所(石巻市)

派遣期間:1月1日(日曜日)~3月31日(土曜日)

 

農地海岸を視察

未曾有の大震災から11ヶ月が経とうとしています。我々が派遣されている石巻市の中心部は、何事もなかったかのように平静さを感じます。

しかし、管内の海岸線は、がれきは撤去されていますが、解体中の家屋もあり、小中学校などは手付かず、運動場ががれき集積場になっているところもあります。完全に復興するにはどのくらいの時間が必要なのか、考えさせられます。

 

我々が所属する災害復旧支援チームは、東松島市宮戸地区の農地海岸復旧工事を担当しています。宮戸地区は日本三景の一つに数えられ、国内有数の景勝地として知られる“特別名勝松島”に位置します。

復旧については、文化庁、県文化財保護課との協議を要し、景観に配慮した工法を採用することになります。地区内では、基本的には木竹等の伐採は認ため、工事用道路の建設もできず、大半の農地海岸は海上からの資材運搬、施工になります。

 

海上工事の経験がなく、イメージがつかめないので、県が委託している海岸巡視員の巡視日に合わせ、1月29日と30日に船上から現地調査を行ないました。

海上からの現地調査に出発
松島湾(特別名勝松島)にて
松島湾(特別名勝松島)を巡る
海岸堤防の調査
海岸堤防の現地調査
海苔網

宮戸地区は海苔やかきの養殖が行なわれておりますが、震災後、わずかに海苔養殖が再開されている程度です。

地元の方々は今夏から本格的に海苔やかきの養殖が再開できるよう励まれています。

海苔網
農地復旧 一部の農地では除塩工事が行なわれており、今年は1年ぶりに水稲の作付けが行なわれる予定です。秋にはきっと、おいしいササニシキやひとめぼれが収穫できるでしょう。

 

こちらに派遣され、少しずつですが、日々復興に向け進んでいることを感じています。

農地の復旧工事
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