林業では、木を収穫した後に、再度、スギやヒノキといった苗木を植林しますが、現在、導入を進めている「サガンスギ」は、佐賀県林業試験場で半世紀以上をかけて開発された次世代のスギ品種の総称です。
従来のスギ品種と比べ、成長が早い、強度がある、花粉量が少ないという特性をもっており、佐賀の持続可能な林業経営を行うための切り札として期待されています。
活動内容
伊万里有田地区 森林・林業協議会の事業の一つとして、株式会社伊万里木材市場の苗木生産施設を提供していただき、伊万里有田地区の高校生を対象としたサガンスギのコンテナ苗木生産の体験研修を行いました。
伊万里実業高等学校の2年生(20名)が参加され、参加者は6班に分かれて挿し穂づくりと、Mスターコンテナ苗づくりを体験しました。
2時間程度の作業で、約1300本の苗木が完成しました。完成した苗木については、伊万里木材市場の施設内で育苗され、来年の卒業時に植林が行われる予定です。

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| 伊万里木材市場より苗木生産について説明 | 挿し穂づくり |

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| 差し付けする苗床の作成 | 完成したコンテナ苗 |