現在、都内には全国各地の自治体のアンテナショップがあり、中には、同じ道府県内でも、市町村別に出店している自治体もありますが、佐賀県はアンテナショップが都内にありません。埼玉県出身の妻と一緒に佐賀を旅すると、関東では見ることができない観光名所や名産品が満載で、何度行っても足りないくらいのようです。さらには、長崎街道沿いにはおいしい和洋菓子店がたくさんありまして、都内では購入することもできずに、何度か直接お取り寄せさせていただきました。
 このような経緯もありますので、佐賀県をアピールする様な情報発信の場所を都内に設けていただきたく、アンテナショップの設置をぜひともお願いいたします。
担当課の回答(令和7年9月18日)
佐賀県には、伝統・歴史、文化・風土、自然・風景など、都会や他の地域にはない、唯一無二の本物の地域資源がたくさんあります。
 アンテナショップは、特産品の販売・PRや、知名度アップ、観光客の増加を図るための情報発信を目的として設置する自治体が全国的に多いと認識しています。特産品の販売・PRについては、東京に店舗を設置しようとすると、多額の初期投資に加え、賃借料や運営費など、どうしても大きな経費がかかります。県としては、1箇所でまとめて販売するよりも、いろいろな百貨店、小売店等において幅広く展開していく方が、より効果的であると考えています。
 そこで、百貨店や小売店、ホテルやレストランでの佐賀フェアの開催、大手卸売企業と連携した県産品の売り込みなどに力を入れており、販路拡大・定番化の促進に努めています。例えば、今年で言えば、6月からの2か月間、羽田エクセルホテル東急において、佐賀牛や呼子のイカをはじめとする県産品を贅沢に使用したメニューを提供する「佐賀フェア」や、7月末から8月末まで、表参道のカフェ5店舗とコラボした「いちごさん」のPR企画「いちごさんどう2025夏」の展開などを実施しました。
 今後も、佐賀県の情報発信や県産品PRにおいて、佐賀らしいやり方で取り組んでいきたいと考えています。