担当課の回答(令和7年9月9日)
今、佐賀県では、人口に占める子供の割合は全国3位と、多くの子供たちがここ佐賀で育っていますが、県内には4年制大学が2つ(佐賀大学・西九州大学)しかなく、これは全都道府県の中でも最も少ない数で、毎年、大学進学時に3千人近くの子供たちが県外に出ている状況です。佐賀県を離れたくない、県内で学びたいと思っている子供たちのためにも、県では、高等教育機関を充実させていく必要があると考えています。
また、武雄市では、大学誘致によって、若年層人口の減少を食い止め、地域や産業の振興につなげていきたいとの考えから、学校法人旭学園と大学設置に関する覚書を交わされ、昨年6月の定例市議会で武雄アジア大学への支援を可決されました。県でも、こうした武雄市の取組を支援したいと約6.5億円を武雄市に対して支援する補正予算を県議会に提出し、審議のうえ、可決いただいたところです。
 地方にとって大学は、地元高校生の進学先確保や、地域を支える人材の育成を担うだけでなく、地域社会の維持や、地域そのものが時代の変化に対応し、発展していくうえで必要不可欠な存在と考えております。武雄アジア大学の開学によって、佐賀県に暮らす子供たちの学びの選択肢が増え、地域の発展に繋がっていくことを期待しています。