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特許製法による発酵茶「琥珀の香り」が日本茶AWARD2025でプラチナ賞を受賞

最終更新日:

記者発表ヘッダー


令和7年10月6日

園芸農産課 果樹・花き担当

担当者 髙木、古賀

内線 2365  直通 0952-25-7119

E-mail: engeinousan@pref.saga.lg.jp

 

特許製法による発酵茶「琥珀の香り」が日本茶AWARD2025でプラチナ賞を受賞しました ~味と香りで競う品評会で、特許製法茶が高評価を獲得~

佐賀県の研究機関である茶業試験場が技術協力した新しい発酵茶「琥珀の香り」が、下記のとおり「日本茶AWARD2025」のフリースタイル部門において部門最高賞であるプラチナ賞を受賞しました。



1 受賞茶の名称(受賞者名)

新感覚の発酵茶 琥珀の香り(太田市郎治製茶園)


2 受賞の概要

 その年のおいしいお茶を決定する「日本茶AWARD2025」において、新感覚の発酵茶 琥珀の香りがフリースタイル部門にて部門別最高賞であるプラチナ賞を受賞しました。

 「琥珀の香り」は、本県が保有する特許製法を用いた独自の発酵技術により誕生した革新的なお茶です。県内の茶生産者、民間企業、そして茶業試験場との連携によって開発され、琥珀色の水色、熟した果実を思わせる芳香、透明感のある味わいと自然な甘さが審査員から高い評価を受けました。この受賞は、本県独自の技術が、味と香りの面で確かな成果を示したことになります。


3 受賞者のコメント

県の技術協力のおかげで、これまでにない発酵茶を形にすることができました。「琥珀の香り」が評価されたことを心から嬉しく思います。


<参考>

1 日本茶AWARDとは

 2014年に始まったお茶の品評会です。日本茶の新たな価値を見出し、多くの方に多種多様なお茶のおいしさや香りを伝えていくことを目的にしています。毎年、全国より様々な種類の日本茶が出品され、その年のおいしいお茶を決定します。


2 部門別最高賞 プラチナ賞について

 日本茶AWARD 2025総出品数503点のうち、プラチナ賞は14部門で20点の茶が受賞しました。「フリースタイル部門」では「琥珀の香り」1点が選出されました。

 プラチナ賞は、専門審査員による一次・二次審査を経て選出された上位茶に授与されます。審査員は、日本茶鑑定士など茶鑑定のプロをはじめ、コーヒーや製菓・飲食業界の専門家などが務められました。


3 特許製法について

 本技術は、特許第7228188号として登録された、茶の新たな製法に関するものです。収穫した新芽を萎凋(いちょう)させた後、静置発酵の工程を経ることで、果実や蜜を思わせる特有の香りが引き出されます。さらに、発酵させた茶葉を揉まずに乾燥させることで、渋みの少ない、透明感のある味わいが生まれます。

 この製法により、従来の日本茶とは異なる香味が実現されており、新たな茶の魅力を創出する技術として今後の展開が期待される技術です。


4 受賞者概要

 嬉野市で、お茶の生産、加工、販売を行われており、うれしの茶の伝統を継承しつつ、時代のニーズに応じた新たな茶づくりに取り組まれています。

 代表の太田裕也氏は3代目にあたり、夫婦で農園を運営し、地域の魅力発信にも尽力されています。

 


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