
令和7年9月11日
農業技術防除センター
担当者 善、渡邊
直 通
0952-45-8153
E-mail:nougyougijutsu@pref.saga.lg.jp |
果樹カメムシ類について「病害虫発生予察注意報」を発表します
果樹カメムシ類については、餌となるヒノキ球果での寄生頭数が増加し、さらに、ヒノキ球果での口針鞘(カメムシ類が吸汁した痕跡)数が複数の地点で離脱の目安を超えています。また、9月上旬になり一部の果樹園に飛来が確認され始めました。今後、飛来するカメムシ類がさらに多くなった場合、果樹類に被害が生じるおそれがあります。
このため佐賀県では、本日9月11日、本虫について「病害虫発生予察注意報」を下記のとおり発表し、生産者に対し、防除対策を徹底するよう注意喚起を行います。
記
1 発表年月日 令和7年9月11日(木曜日)
2 病害虫名 果樹カメムシ類
3 対象地域及び作物 県内全域の果樹全般
4 発生の現況及び今後の発生予想
9月4日~8日の調査において、ヒノキ球果1果当たりの口針鞘数が離脱の目安となる25本に到達した地点がある。また、ヒノキ樹上における成幼虫数が8月中下旬から急増している。
県内2地点に設置している予察灯では、果樹カメムシ類の誘殺虫数が8月6半旬(26~31日)以降に急増しており、一部の果樹園において飛来が確認されている。
気象予報では向こう1か月の気温が高いと予想され、本種の発生に好適な条件であるため、今後、被害が生じるおそれがある。
5 今後の防除対策
園内外をよく観察し、早期発見に努め、飛来が確認された場合は直ちに薬剤防除を実施するよう、JA、各市町、農業振興センター等を通じ、生産者に対し防除対策の徹底を周知する。
添付資料