講演会概要について
【情報提供】県内の食中毒発生状況について
佐賀県生活衛生課の担当者から、県内の食中毒発生状況について情報提供がありました。
令和7年に県内で発生した食中毒は5件で、そのうちノロウイルスによるものが2件、ウエルシュ菌によるものが1件発生しています。
また、今回は特にノロウイルスとウエルシュ菌について解説があり、主な予防対策として次のようなポイントが紹介されました。
ノロウイルスの予防対策
・加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱する
・手洗いを徹底する
・調理器具などを適切に消毒し、清潔に保つ
ウエルシュ菌の予防対策
・前日調理を避け、調理後は室温で放置しない
・加熱時はよくかき混ぜながら中心部まで十分に加熱する
・保存する場合は小分けにし、中心まで急速に冷やす など
食中毒は身近な問題です。日頃から正しい知識を身に付け、一人ひとりが予防に取り組みましょう!
【講演1】保健機能食品の制度について
続いて、消費者庁食品表示課保健表示室 食品表示調査官の内田佳那氏から、「保健機能食品の制度について」と題してご講演いただきました。
講演では、保健機能食品である「栄養機能食品」「特定保健用食品(トクホ)」「機能性表示食品」の違いや特徴、それぞれの制度の概要について分かりやすく説明していただきました。また、保健機能食品を購入・利用する際には、表示されている機能や成分だけでなく、「一日当たりの摂取目安量」を確認することが重要であると紹介されました。
日頃利用している保健機能食品の表示について知ることで、適切な利用方法について理解を深める良い機会となりました。
【講演2】いわゆる「健康食品」で迷ったときの判断のヒント
最後に、武蔵大学 教授の種村菜奈枝氏から、「いわゆる『健康食品』で迷ったときの判断のヒント」と題してご講演いただきました。
講演では、いわゆる「健康食品」を利用する際の注意点や、健康食品と上手に付き合うための考え方や利活用方法について紹介いただきました。亜鉛の過剰摂取などの実例を踏まえながら、健康の維持増進に効果的とされる成分であっても、摂取量や利用方法によっては注意が必要であることを、わかりやすくご説明いただきました。
また、健康食品はあくまでも食生活を補助するものであり、まずはバランスの良い食事を基本とすることの重要性についてもお話しいただきました。
〈種村氏による講演の様子〉
聴講者の代表が壇上にあがる参加型の講演で
健康食品について理解が深まりました
おわりに
今年度の食の安全・安心講演会では、「健康食品」をテーマに、消費者庁食品表示課保健表示室 食品表示調査官 内田 佳那氏および、武蔵大学 教授 種村 菜奈枝氏にご講演いただきました。
お二人には、心より感謝申し上げます。
また、当日は約100名の皆様にご参加いただきました。今回の講演会が、食の安全・安心についての理解を深め、日頃の食生活を見直すきっかけとなれば幸いです。
来年度も「食の安全・安心講演会」の開催を予定しています。多くの皆様のご参加をお待ちしています!