講演会概要について
【情報提供】県内の食中毒の発生状況について
佐賀県くらしの安全安心課から、「食中毒の発生状況」について報告をしました。
佐賀県では昨年度、食中毒が10件発生し、そのうちノロウイルスによるものが4件発生
しています。
ノロウイルスによる食中毒は季節に関係なく発生するので引き続き注意が必要です。
食中毒の予防策として、
・帰ったらすぐに冷蔵庫に入れる
・下準備や調理の作業前・作業中、食事の前などこまめに手を洗う
・調理器具、ふきんは洗って消毒する
・加熱して調理する食品は十分に加熱
など、細菌を「つけない」、「増やさない」、「やっつける」ことが重要です。
こういったことを守りながら、食中毒の予防に努めましょう!
【講演】食品添加物は何故嫌われるのか
食品添加物は日々の食事の中でとても身近にありますが、何となく食品添加物に不安を抱いたことはありませんか?
そこで、今年度は、国立医薬品食品衛生研究所客員研究員
畝山 智香子 氏に食品添加物に関する御講演をいただきました。
講演では、食品の安全やリスク、食品添加物に対する考え方や、他国での食品添加物の取り扱いについてお話しいただきました。
また、「食品添加物は、安全性に問題がないように管理されていますが、すべての食品には何らかのリスクがあるので、多様な食品(種類・産地・栽培法等)をバランス良く食べることでリスクの分散につながる」とお話しいただきました。
終わりに
今年度は、「食品添加物」というテーマに基づいて講演を行っていただいた国立医薬品食品衛生研究所客員研究員
畝山 智香子 氏に対してこの場をお借りして感謝申し上げます。
また、講演会に御来場いただいた約100名の皆様におかれましても、今回の講演会で食の安全・安心について、少しでも知識や見識を深めていただけたのであれば幸いです。
最後に、来年度も「食の安全・安心講演会」を開催する予定ですので、次回の講演会のテーマも含めて楽しみにお待ちください!